メアフラウエン
Meerfrauen
ドイツにおける女性の人魚に対する名称。「海の女性」といった意味。
- 地域・カテゴリ
-
- キーワード
-
- 文献
Míng-shé
中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経に言及されている、凶兆となる生物の一つ。鮮山を流れる鮮水や、帝囷山を流れる帝囷水などの川に棲息しているという、4つの翼を持ち磬(ケイ=打楽器)のような声で鳴くという蛇で、この蛇が現われた国は旱魃に見舞われるとされる。
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p041
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
Maymaygwaysiwuk
ネイティブアメリカンの一部族であるオジプワ族に信じられている小人。平原クリー族においてはメメクウェチワックと呼ばれる。岩の中に住んでいて、岩の割れ目や隙間から出入りしており、石のカヌーを漕いでいたり大きな崖の縁で遊んだりしているという。彼等の住処は人の住処の周辺にあり、人にイタズラを仕掛けることもあるという。
May Moulach
Mihira Mahā-senāpati
仏教において夜叉の頭領の一人であり、薬師如来の眷属である十二神将の一人。「めいきら」とも読む。サンスクリット名を「ミヒラ・マハーセーナーパティ(Mihira Mahā-senāpati)」といい、「彌佉羅(みきゃら)」とも訳される。「ミヒラ(mihira)」は「太陽」を意味する。勢至菩薩を本地とし十二支のうち寅ないし酉の神とされる。
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain
赤色の身色で頭髪を逆立て、天衣に甲冑を着け忿怒形、頭上に虎を戴き右手に斧を持ち、左手は額にかざすそぶり。
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v04p003
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
藥師十二神將(→十二神将)の一尊(酉)として
Mekumwasuk
北アメリカの先住民族、パサマクウォディ族における悪しき精霊。ナグムワサックと同様に90センチほどの背丈で醜い人間のような姿をしている。その地域のカトリック教会の守護霊とされているが意地が悪く、メクムワサックを見つめたものは伝染病や不幸に見舞われるという。
Meg molloch
Meṣa
Mežasmāte
ラトヴィアにおける女性の精霊の一つ。「メジャ・マーテ」とも呼ばれる。森のマーテ(母)。森と森に住む動物の守護霊であり、また狩人たちのために日々を暮らすに足る獲物を確保してくれるという。対に成る男の精霊は「メジャテウス(Mežateus)」と呼ばれる。
Meža Māte
Aśvaśīrṣa
仏教において、地獄で獄卒として働くとされる馬頭人身の怪物。名前はサンスクリットの「アシュヴァシールシャ(Aśvaśīrṣa)」を意味訳したもの。「馬頭羅刹(めずらせつ)」とも呼ばれる。牛頭とともに「牛頭馬頭(ごずめず)」、「牛頭獄卒馬頭羅刹(ごずごくそつめずらせつ)」などと呼ばれセットで語られることが多い。「仏説仏名経」に拠れば、鉄の三叉を持ち、罪人の背から胸まで貫き、燃える鉄索でもって罪人の腕を絡めて責め苦を負わせるという。娑婆で馬を苦役した者は、地獄では馬頭の担当になるとされる。
Mestre Belamino
Metael
Metatron
ユダヤ教、キリスト教における重要な天使。「メトラトン(Metratton)」、「ミトロン(Mittron)」、「メタラオン(Metaraon)」、「メラトン(Merraton)」などの別称を持つが、ユダヤ経典タルムード文献などによれば72の別名を持っているともされる。名前は「メタトロオニス(王座にはべるもの)」を語源としている。終末に7つのラッパを吹き鳴らす七天使のうち、特定されていない3人の候補の一人。キリスト教では詳細不明のミステリアスな天使とされているが、ユダヤ教、特にカバラ思想を掲げる「セーフル・ハ・ゾハル」の信奉者達の間では「神の代理人」として重要視される。
旧約聖書偽典「第3エノク書(ヘブライ語エノク書)」によればアナフィエルについて長身で巨躯であり、足を地上につけながら頭は天に届くという。人間と神を直接繋ぐ役目を担っているされ、神の書記官サンダルフォンとは双子の兄弟とされている。
Metaraon
Matratton
Mehueret
Aśvaghoṣa
仏教において菩薩の一尊。サンスクリット名を「アシュヴァゴーシャ(Aśvaghoṣa)」といい、主に中国で崇拝された仏尊。インドの僧で「馬鳴菩薩伝」などにみえる論師馬鳴とは無関係で、「馬鳴菩薩儀軌」などに説かれるもの。養蚕の神であり、信者と国を光明で照らし、金宝を授ける仏尊であるという。
尊容は、群像図の場合は文殊渡海図と似た構造の白雲に乗った姿で描かれ、馬鳴菩薩本尊は白馬の上の蓮台に左足を垂れて腰かけ、白肉色の身色で六臂、持物は籰(いとわく)、火焔、糸、管、与願印、秤。また馬の左右に童子を2人、後方に侍者を3人、馬の前に弟子を1人配置する。
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain
「諸尊図像(写)」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain
「諸尊図像鈔(写)(しょそんずぞうしょう)」(不明)より
ページ:v11p010
著者不明
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
Memunim
Memuneh
旧約聖書偽典「第3エノク書(ヘブライ語エノク書)」に言及される聖歌隊の天使の階級。複数形では「メムニム(Memunim)」と呼ばれる。「任命された者」を意味し、代理の天使であり、夢の分配者であるという。また宇宙はメムネを通して動くとされる。ユダヤの儀礼魔術においては悪魔の類と解されている。
Memekiwesiu
ネイティブアメリカンの一部族、クリー族における熊の精霊。熊を支配している偉大な精霊で、シャーマンたちは狩猟の成否を祈願する卜占儀礼において、メメキウェシウをテントの中に呼び寄せて戦いを挑むという。この戦いに勝利すれば次の狩猟の成功が約束される。また狩人は熊の心臓の一部をメメキウェシウに捧げるために火の中に投げ込む。
Memekweciwak
ネイティブアメリカンの一部族、平原(プレーン)クリー族の人々が信じる小人。カナダのサスカチェワン州にある「グレードサンドヒル」と呼ばれる広大な砂丘に住んでいて、クリー族の人々は、ここで見つかる石片は彼らの工芸品だという。
Meryons
Merkabah
Mercurius
Mǎlángfù guānyīn
「ばろうふかんのん」とも読む。三十三観音の一尊で、中国由来の変化観音(→観音菩薩)。観音菩薩が美女に変化して、法華経を二日間で諳んじることができた馬氏の若者(つまり馬郎)に嫁いだ、という故事に拠る。またこの説話の女性は魚の籠を下げて売り歩いていた魚商であったとされ、女性は婚礼の夜に死んでしまい、棺桶には金の鎖骨しか残らなかったという。この話から生まれたのが、魚籃観音、馬郎婦観音および「鎖骨菩薩(さこつぼさつ)」であるため、この三尊は同体と考えられる。観音菩薩が姿を変えて人々を救済するという「三十三応現身」のうちの(居士婦女身、長者婦女身などを総じた)「婦女身(ふにょしん)」にあたる仏尊とされる。婦女が天衣ないし宋代の服装を身に着け、両手を重ねて立つ姿、或いは折本の経文を両手に持って読む姿などで表される。
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v02p018
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
三十三観音の一尊として。
Men
プリュギアにおける月の神。冥界および天界を治めるとされる。また、植物および動物の健康を司るとされ、このことから「主人(ティラノス)」と称された。
sMan gyi bla, Mengyila
Menglǫð
Mens
ローマの正しき考えの神。