馬鳴菩薩

馬鳴菩薩めみょうぼさつ

Aśvaghoṣa

仏教において菩薩の一尊。サンスクリット名を「アシュヴァゴーシャ(Aśvaghoṣa)」といい、主に中国で崇拝された仏尊。インドの僧で「馬鳴菩薩伝」などにみえる論師馬鳴とは無関係で、「馬鳴菩薩儀軌」などに説かれるもの。養蚕の神であり、信者と国を光明で照らし、金宝を授ける仏尊であるという。

尊容は、群像図の場合は文殊渡海図と似た構造の白雲に乗った姿で描かれ、馬鳴菩薩本尊は白馬の上の蓮台に左足を垂れて腰かけ、白肉色の身色で六臂、持物は籰(いとわく)、火焔、糸、管、与願印、秤。また馬の左右に童子を2人、後方に侍者を3人、馬の前に弟子を1人配置する。

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  • This Page Last Updated: 2021-04-15