207 |
- 火天
- かてん
|
- アグニ
- अग्नि
- Agni
|
十二天の一人で東南方を守護する。火神アグニが仏教にとりいれられたもの。
火天
|
208 |
- 火天后
- かてんこう
|
- アーグネーイィー
- अग्नेयी
- Āgneyī
|
207火天の妃。
|
209 |
- 婆藪仙
- ばすせん
|
- ヴァス
- वसु
- Vasu
|
五仙の一尊。169婆蘇仙にも配する。
|
210 |
- 婆藪仙后
- ばすせんこう
|
- ヴァスヴィー
- वस्वी
- Vasvī
|
209婆藪仙の妃。
|
211 |
- 阿詣羅仙
- あけいらせん
|
- アンギラス
- अङ्गिरस्
- Aṅgiras
|
五仙の一尊。
|
212 |
- 阿詣羅仙后
- あけいらせんこう
|
- アンギラシー
- अङ्गिरसी
- Aṅgirasī
|
211阿詣羅仙の妃。
|
213 |
- 瞿曇
- くどん
|
- ガウタマ
- गौतम
- Gautama
|
五仙の一尊。
|
214 |
- 瞿曇后
- くどんこう
|
- ガウタミー
- गौतमी
- Gautamī
|
213瞿曇の妃。
|
215 |
- 自在天女
- じざいてんにょ
|
- ラウドリー
- रौद्री
- Raudrī
|
七母女天の一尊。ラウドリーはルドラのシャクティないし神妃。
勞捺里
|
216 |
- 毘紐女
- びちゅうにょ
|
- ヴァイシュナヴィー
- वैष्णवी
- Vaiṣṇavī
|
七母女天の一尊。ヴィシュヌの配偶神。
吠瑟拏微
|
217 |
- 夜摩女
- やまにょ
|
- ヤミー
- यमी
- Yamī
|
七母女天の一尊。ヤマの配偶神。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第三天(夜摩天)。
左問拏
|
218 |
- 賢瓶宮
- けんびょうくう
|
- クムバ
- कुम्भ
- Kumbha
|
十二宮の第十一宮。音写では「鳩槃(くはん)」。いわゆる宝瓶宮であり、名前どおり瓶が描かれる。
瓶宮
|
219 |
- 双魚宮
- そうぎょくう
|
- ミーナ
- मीन
- Mīna
|
十二宮の第十二宮。音写では「彌那(みな)」。名前の通り二匹の魚として描かれる。
魚宮
|
220 |
- 摩竭宮
- まかつくう
|
- マカラ
- मकर
- Makara
|
十二宮の第十宮。音写では「摩伽羅(まから)」。いわゆる磨羯宮であり、不気味な魚の姿(マカラ)で描かれる。
摩竭宮
|
221 |
- 羅睺星
- らごせい
|
- ラーフ
- राहु
- Rāhu
|
九曜の第八。日蝕や月蝕などの触現象を一つの星としてとらえたもの。羅睺が不死の甘露を盗み飲みしたところ神に見つかり首を刎ねられたが、既に不死になっていたため首だけで生き残った。この説話に倣い曼荼羅でも顔と両手だけの姿で描かれる。
ラーフ
|
222 |
- 木曜
- もくよう
|
- ブリハスパティ
- बृहस्पति
- Bṛhaspati
|
七曜・九曜の第五。ブリハスパティは木星の神で火神アグニの子供。
木曜ブリハスパティ
|
223 |
- 火曜
- かよう
|
- アンガーラカ
- अङ्गारक
- Aṅgāraka
|
七曜・九曜の第三。アンガーラカは別名を「マンガラ」といい、アスラ族の一人。
火曜マンガラ
|
224 |
- 軫宿
- しんしゅく
|
- ハスター
- हस्ता
- Hastā
|
二十八宿の一・南方七宿の第二。「訶悉多天(かしつたてん)」とも呼ばれる。
sinsyuku2
|
225 |
- 七星宿
- しちせいしゅく
|
- マガー
- मघा
- Maghā
|
二十八宿の一・南方七宿の第一。単に「星宿(せいしゅく)」とも。また「摩迦天(まかてん)」とも呼ばれる。
星宿
|
226 |
- 亢宿
- こつしゅく
|
- スヴァーティ
- स्वाति
- Svātī
|
二十八宿の一・南方七宿の第三。「薩婆底(さつばてい)」と音写するほか「自記天(じきてん)」とも呼ばれる。
亢宿
|
227 |
- 張宿
- ちょうしゅく
|
- プールヴァファルグニー
- पूर्वफल्गुनी
- Pūrvaphalgunī
|
二十八宿の一・南方七宿の第四。「富婆婆里求尼(ふばばりくに)」と音写するほか「果徳天(かとくてん)」とも呼ばれる。
張宿
|
228 |
- 翼宿
- よくしゅく
|
- ウッタラファルグニー
- उत्तरफल्गुनी
- Uttaraphalgunī
|
二十八宿の一・南方七宿の第五。「烏多羅跛里求(うたらばりく)」と音写するほか「間錯天(けんじゃくてん)」とも呼ばれる。
翼宿
|
229 |
- 角宿
- かくしゅく
|
- チトラー
- चित्रा
- Citrā
|
二十八宿の一・南方七宿の第六。「質多羅(しつたら)」と音写する。
角宿
|
230 |
- 氐宿
- ていしゅく
|
- ヴィシャーカー
- विशाखा
- Viśākhā
|
二十八宿の一・南方七宿の第七。「尾捨佉(びしゃきゃ)」と音写する。
氐宿
|
231 |
- 薬叉持明
- やくしゃじみょう
|
- ヤクシャヴィドヤーダラ
- यक्षविद्याधर
- Yakṣavidyādhara
|
|
232233
|
- 薬叉持明女
- やくしゃじみょうにょ
|
- ヤクシャヴィドヤーダリー
- यक्षविद्याधरी
- Yakṣavidyādharī
|
|
234 |
- 増長天
- ぞうじょうてん
|
- ヴィルーダカ
- विरूढक
- Virūḍhaka
|
四天王の一尊で南方を守護する。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第一天(四天王衆天)。
増長天
|
235 |
- 使者
- ししゃ
|
- マハーデュータ
- महादूत
- Mahādūta
|
|
236 |
- 難陀龍王
- なんだりゅうおう
|
- ナンダ
- नन्द
- Nanda
|
八大竜王の一尊。298難陀龍王にも配される。
難陀竜王
|
237 |
- 烏波難陀龍王
- うばなんだりゅうおう
|
- ウパナンダ
- उपनन्द
- Upananda
|
八大竜王の一尊。(別名も含めて)299跋難陀龍王、354烏波難陀龍王に配される
跋難陀竜王
|
238239
|
- 阿修羅
- あしゅら
|
- アスラ
- असुर
- Asura
|
263阿修羅にも配する。
阿修羅
|
240 |
- 閻魔天王
- えんまてんのう
|
- ヤマラージャ
- यमराज
- Yamarāja
|
十二天の一人で南方を守護する。「閻魔天(えんまてん)」ともいう。最初に人間で冥界の王となったヤマが仏教にとりいれられたもの。
閻魔天
|
241 |
- 黒闇天女
- こくあんてんにょ
|
- カーララートリー
- कालरात्री
- Kālarātrī
|
240閻魔天王の妃の一人とされる女神。名前は「黒い夜」を意味する。
黒闇天
|
242 |
- 太山府君
- たいせんぶくん
|
- チトラグプタ
- चित्रगुप्त
- Citragupta
|
泰山府君
|
243244
|
- 死鬼衆
- しきしゅう
|
- ムリチュガナ
- मृत्युगण
- Mṛtyugaṇa
|
|
245246
|
- 鬼衆女
- きしゅうにょ
|
- ピシャーチー
- पिशाची
- Piśācī
|
|
247248249250251252
|
- 鬼衆
- きしゅう
|
- ピシャーチャ
- पिशाच
- Piśāca
|
ピシャーチャ毘舍闍
|
253254255
|
- 荼吉尼衆
- だきにしゅう
|
- ダーキニー
- ढाकिनी
- Ḍākinī
|
ダーキニー荼枳尼天
|
256257258259
|
- 成就持明仙衆
- じょうじゅじみょうせんしゅう
|
- シッダヴィドヤーダラ
- सिद्धविद्याधर
- Siddhavidyādhara
|
338,339,340成就持明仙にも配する。
|
260 |
- 摩尼阿修羅
- まにあしゅら
|
- バンディラスラ
- बन्धिरसुर
- Bandhirasura
|
|
261262
|
- 摩尼阿修羅女
- まにあしゅらにょ
|
- バンディラスリー
- बन्धिरसुरी
- Bandhirasurī
|
|
263 |
- 阿修羅
- あしゅら
|
- アスラ
- असुर
- Asura
|
238,239阿修羅にも配する。
阿修羅
|
264265
|
- 阿修羅女
- あしゅらにょ
|
- アスリー
- असुरी
- Asurī
|
|
266 |
- 迦楼羅王
- かるらおう
|
- ガルダ
- गरुड
- Garuḍa
|
迦楼羅
|
267 |
- 迦楼羅女
- かるらにょ
|
- ガルディー
- गरुडी
- Garuḍī
|
|
268 |
- 鳩槃荼
- くはんだ
|
- クムバーンダ
- कुम्भाण्ड
- Kumbhāṇḍa
|
鳩槃荼
|
269 |
- 鳩槃荼女
- くはんだにょ
|
- クムバーンダカー
- कुम्भाण्डका
- Kumbhāṇḍakā
|
|
270 |
- 羅刹童子
- らせつどうじ
|
- ラークシャサクマーラ
- राक्षसकुमार
- Rākṣasakumāra
|
クマーラは子供を意味する。272涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。
|
271 |
- 羅刹童女
- らせつどうにょ
|
- ラークシャサクマーリー
- राक्षसकुमारी
- Rākṣasakumārī
|
クマーリーはクマーラの女性形。272涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。
|
272 |
- 涅哩帝王
- ねいりちおう
|
- ニルリチ
- निरृति
- Nirṛti
|
十二天の一人で南西方を守護する。ラークシャサの女王で死と破壊を象徴する。
涅哩底王
|
273 |
- 羅刹
- らせつ
|
- ラークシャサ
- राक्षस
- Rākṣasa
|
272涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。
羅刹天
|
274 |
- 羅刹女
- らせつにょ
|
- ラークシャシー
- राक्षसी
- Rākṣasī
|
ラークシャサの女性形。272涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。
羅刹女
|
275 |
- 大自在
- だいじざい
|
- マヘーシュヴァラ
- महेश्वर
- Maheśvara
|
十二天の一人で東北方を守護する。
大自在天
|
276 |
- 烏摩妃
- うまひ
|
- ウマー
- उमा
- Umā
|
|
277 |
- 梵天女
- ぼんてんにょ
|
- ブラフミー
- ब्रह्मी
- Brahmī
|
393大梵天の妃。
|
278 |
- 帝釈女
- たいしゃくにょ
|
- シャクラーニー
- शक्रानी
- Śakrānī
- インドラーニー
- इन्द्राणी
- Indrāṇī
|
七母女天の一尊。387帝釈天、つまりインドラの妃。
印捺里
|
279 |
- 鳩摩利
- くまり
|
- クマーリー
- कुमारी
- Kumārī
|
|
280 |
- 遮文荼
- しゃもんだ
|
- チャームンダー
- चामुण्डा
- Cāmuṇḍā
|
七母女天の一尊。チャームンダーはドゥルガーの一形態。
左問拏
|
281 |
- 摩拏赦
- まぬしゃ
|
- マヌシャ
- मनुष्य
- Manuṣya
|
マヌシャとは人間のこと。
|
282 |
- 摩拏赦女
- まぬしゃにょ
|
- マヌシャー
- मनुष्या
- Manuyṣā
|
|
283 |
- 水曜
- すいよう
|
- ブダ
- बुध
- Budha
|
七曜・九曜の第四。ブダは水星の神でブリハスパティとターラーの子供。
水曜ブダ
|
284 |
- 土曜
- どよう
|
- シャニ
- शनि
- Śani
|
七曜・九曜の第七。シャニは土星の神。
シャニ
|
285 |
- 月曜
- がつよう
|
- ソーマ
- सोम
- Soma
|
七曜・九曜の第二。月曜星つまり月を九曜として表したもの。片手に兎を持つ。またソーマは月神・酒神。
月曜ソーマ
|
286 |
- 秤宮
- ひょうくう
|
- トゥラー
- तुला
- Tulā
|
十二宮の第七宮。音写では「兜邏(とら)」。いわゆる天秤宮であり、秤を持った老人の姿で描かれる。
秤宮
|
287 |
- 弓宮
- きゅうくう
|
- ダヌ
- धनु
- Dhanu
|
十二宮の第九宮。音写では「檀尼毘(だにび)」。現在の人馬宮に当たるが人馬ではなく、弓矢を手にした人間の姿で描かれる。
弓宮
|
288 |
- 蝎宮
- かつくう
|
- ヴリシュチカ
- वृश्चिक
- Vṛścika
|
十二宮の第八宮。音写では「毘梨支迦(びりしか)」。いわゆる天蝎宮で、伝真言版では八本足(仁和寺版では六本足)の虫の姿が描かれる。
蝎宮
|
289 |
- 斗宿
- としゅく
|
- ウッタラーシャーダー
- उत्तराषाढा
- Uttarāṣāḍhā
|
二十八宿の一・西方七宿の第三。「烏陀羅阿沙怒(うだらあしゃぬ)」と音写するほか「大光天(だいこうてん)」とも呼ばれる。
斗宿
|
290 |
- 女宿
- にょしゅく
|
- シュラヴァナー
- श्रवणा
- Śravaṇā
|
二十八宿の一・西方七宿の第六。「失羅婆那(しつらばな)」と音写するほか「寂母天(きゃくもてん)」とも呼ばれる。
女宿
|
291 |
- 牛宿
- ごしゅく
|
- アビジト
- अभिजित्
- Abhijit
|
二十八宿の一・西方七宿の第四。「阿毘沙(あびしゃ)」と音写するほか「対生天(たいしょうてん)」とも呼ばれる。
牛宿
|
292 |
- 箕宿
- きしゅく
|
- プールヴァーシャーダー
- पूर्वाषाढा
- Pūrvāāhā
|
二十八宿の一・西方七宿の第六。「富盧跛阿沙荼(ふろばあしゃだ)」と音写するほか「杏天(きょうてん)」とも呼ばれる。
箕宿
|
293 |
- 尾宿
- びしゅく
|
- ムーラ
- मूल
- Mūla
|
二十八宿の一・西方七宿の第二。「暮羅(ぼら)」と音写するほか「辰天(しんてん)」とも呼ばれる。
尾宿
|
294 |
- 心宿
- しんしゅく
|
- ジイェーシュター
- ज्येष्ठा
- Jyeṣṭhā
|
二十八宿の一・西方七宿の第五。「逝瑟吒(せいした)」と音写するほか「尊天(そんてん)」とも呼ばれる。
心宿
|
295 |
- 房宿
- ぼうしゅく
|
- アヌラーダー
- अनुराधा
- Anurādhā
|
二十八宿の一・西方七宿の第一。「阿拏羅陀(あぬらだ)」と音写するほか「執曜衆(しゅうようしゅう)」とも呼ばれる。
房宿
|
296 |
- 水天眷属
- すいてんけんぞく
|
- ヴァルナパリヴァーラ
- वरुणपरिवार
- Varuṇaparivāra
|
297水天の眷属。パリヴァーラは「伴う者」といった意味。
|
297 |
- 水天
- すいてん
|
- ヴァルナ
- वरुण
- Varuṇa
|
十二天の一人で西方を守護する。水神ヴァルナが仏教にとりいれられたもの。303水天にも配される。
水天
|
298 |
- 難陀龍王
- なんだりゅうおう
|
- ナンダ
- नन्द
- Nanda
|
八大竜王の一尊。236難陀龍王にも配される。
難陀竜王
|
299 |
- 跋難陀龍王
- ばなんだりゅうおう
|
- ウパナンダ
- उपनन्द
- Upananda
|
八大竜王の一尊。(別名も含めて)237烏波難陀龍王、354烏波難陀龍王に配される
跋難陀竜王
|
300 |
- 対面天
- たいめんてん
|
- アビムカ
- अभिमुख
- Abhimukha
|
|
301 |
- 難波天
- なんばてん
|
- ドゥルダルシャ
- दुर्धर्ष
- Durdharṣa
|
|
302 |
- 毘楼博叉天王
- びるばくしゃてんのう
|
- ヴィルーパークシャ
- विरूपाक्ष
- Virūpākṣa
|
四天王の一尊で西方を守護する。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第一天(四天王衆天)。
広目天
|
303 |
- 水天
- すいてん
|
- ヴァルナ
- वरुण
- Varuṇa
|
十二天の一人で西方を守護する。297水天にも配される。
|
304 |
- 水天妃
- すいてんひ
|
- ヴァルナニー
- वरुणनी
- Varuṇanī
|
303水天の妃として。
|
305 |
- 水天妃眷属
- すいてんひけんぞく
|
- ヴァルナーパリヴァーラ
- वरुणापरिवार
- Varuṇāparivāra
|
|
306 |
- 那羅延天
- ならえんてん
|
- ナーラーヤナ
- नारायणी
- Nārāyaṇa
|
那羅延天
|
307 |
- 那羅延天后
- ならえんてんこう
|
- ナーラーヤニー
- नारायणी
- Nārāyaṇī
|
306那羅延天の妃として。
|
308 |
- 弁才天
- べんざいてん
|
- サラスヴァティー
- सरस्वती
- Sarasvatī
|
弁財天
|
309 |
- 鳩摩羅天
- くまらてん
|
- クマーラ
- कुमार
- Kumāra
|
クマーラは「子供」を意味しスカンダの別称。
鳩摩羅天
|
310 |
- 月天
- がってん
|
- チャンドラ
- चन्द्र
- Candra
|
十二天の一人で月を守護する。月神チャンドラが仏教にとりいれられたもの。
月天
|
311 |
- 月天女
- がってんにょ
|
- チャンドラー
- चन्द्रा
- Candrā
|
310月天の妃。
|
312 |
- 鼓天
- こてん
|
- ヴァードヤデーヴァター
- वाद्यदेवता
- Vādyadevatā
|
ヴァードヤは「楽器」、デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。
|
313 |
- 歌天
- かてん
|
- ギーターデーヴァター
- गीतादेवता
- Gītādevatā
|
ギーターは「歌」「音韻」、デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。
|
314 |
- 歌天妃
- かてんひ
|
- ギーターデーヴァター
- गीतादेवता
- Gītādevatā
|
ギーターは「歌」「音韻」、デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。
|
315 |
- 楽天
- がくてん
|
- ヴァードヤデーヴァター
- वाद्यदेवता
- Vādyadevatā
|
ヴァードヤは「楽器」、デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。
|
316 |
- 風天妃眷属
- ふうてんひけんぞく
|
- ヴァイヴィーデーヴァター
- वाय्वीदेवता
- Vāyvīdevatā
|
デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。317風天妃の眷属として。
|
317 |
- 風天妃
- ふうてんひ
|
- ヴァイヴィー
- वाय्वी
- Vāyvī
|
320風天の妃として。
|
318319321322
|
- 風天童子
- ふうてんどうじ
|
- ヴァーユクマーラ
- वायुकुमार
- Vāyukumāra
|
320風天の眷属として。
|
320 |
- 風天
- ふうてん
|
- ヴァーユ
- वायु
- Vāyu
|
十二天の一人で西北方を守護する。風神ヴァーユが仏教にとりいれられたもの。
風天
|
323324325
|
- 光音天
- こうおんてん
|
- アーバースヴァラ
- आभास्वर
- Ābhāsvara
|
三界の二・色界の第二禅の一(極光浄天)。アーバーは光、スヴァラは音を意味し、総じて輝きを意味する。
|
326327328
|
- 大光音天
- だいこうおんてん
|
- ブリハダーバースヴァラ
- बृहदाभास्वर
- Bṛhadābhāsvara
|
三界の二・色界の第二禅の一。ブリハダーバースヴァラは「広大な、偉大な輝き」といった意味。
|
329330331
|
- 兜率天
- とそつてん
|
- トゥシタ
- तुषित
- Tuṣita
|
三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第四天。
|
332333334
|
- 他化自在天
- たけじざいてん
|
- パラニルミタヴァシャヴァルティン
- परनिर्मितवशवर्तिन्
- Paranirmitavaśavartin
|
三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第六天。
他化自在天
|
335336337
|
- 持鬘天衆
- じまんてんしゅう
|
- マーラーダラ
- माराधर
- Mālādhara
|
本来は三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第五天である「楽変化天」か。
|
338339340
|
- 成就持明仙
- じょうじゅじみょうせん
|
- シッダヴィドヤーダラ
- सिद्धविद्याधर
- Siddhavidyādhara
|
256,257,258,259成就持明仙衆にも配する。
|
341342343
|
- 摩睺羅伽
- まごらか
|
- マホーラガ
- महोरग
- Mahoraga
|
摩睺羅伽
|
344345
|
- 緊那羅
- きんなら
|
- キムナラ
- किंनर
- kiṃnara
|
緊那羅
|
346347
|
- 歌天
- かてん
|
- ギーター
- गीता
- Gītā
|
ギーターは「歌」「音韻」を意味する。
|
348 |
- 楽天
- がくてん
|
- ヴァードヤー
- वाद्या
- Vādyā
|
ヴァードヤは「楽器」を意味する。
|
349 |
- 帝釈天
- たいしゃくてん
|
- インドラ
- इन्द्र
- Indra
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インドラが仏教に取り込まれたもの。別名だが387帝釈天にも配される。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第二天(忉利天)。
帝釈天
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350 |
- 帝釈后
- たいしゃくこう
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- インドラーニー
- इन्द्रानी
- Indrānī
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350帝釈后の后。
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351 |
- 倶毘羅天
- くびらてん
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- クベーラ
- कुबेर
- Kubera
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クベーラ
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352 |
- 倶毘羅天女
- くびらてんにょ
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- クベーリー
- कुबेरी
- Kuberī
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七母女天の一尊。351倶毘羅天の后。
嬌吠哩
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353 |
- 難陀龍王
- なんだりゅうおう
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- ナンダ
- नन्द
- Nanda
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難陀竜王
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354 |
- 烏波難陀龍王
- うばなんだりゅうおう
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- ウパナンダ
- उपनन्द
- Upananda
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八大竜王の一尊。(別名も含めて)237烏波難陀龍王、299跋難陀龍王に配される
跋難陀竜王
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355 |
- 毘沙門天
- びしゃもんてん
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- ヴァイシュラヴァナ
- वैश्रवण
- Vaiśravaṇa
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十二天の一人で北方を守護する。また四天王の一人でもある。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第一天(四天王衆天)。名前は「良く聞きうる」といった意味。
毘沙門天
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356 |
- 成就持明仙
- じょうじゅじみょうせん
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- シッダヴィドヤーダラ
- सिद्धविद्याधर
- Siddhavidyādhara
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357 |
- 成就持明仙妃
- じょうじゅじみょうせんひ
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- シッダヴィドヤーダリー
- सिद्धविद्याधरी
- Siddhavidyādharī
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358 |
- 虚宿
- きょしゅく
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- ダニシュサー
- धनिष्ठा
- Dhanihṣṭā
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二十八宿の一・北方七宿の第七。「陀儞沙(だにしゃ)」と音写するほか「愛財天(あいざいてん)」とも呼ばれる。
虚宿
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359 |
- 危宿
- きしゅく
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- シャタビシャー
- शतभिषा
- Śatabhiṣā
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二十八宿の一・北方七宿の第六。「失多毘沙(しつたびしゃ)」と音写するほか「百薬天(ひゃくやくてん)」とも呼ばれる。
危宿
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360 |
- 室宿
- しつしゅく
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- プールヴァバドラパダー
- पूर्वभद्रपदा
- Pūrvabhadrapadā
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二十八宿の一・北方七宿の第五。「富盧婆陀婆跋陀(ふろばだばばだ)」と音写するほか「賢鉤天(けんこうてん)」とも呼ばれる。
室宿
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361 |
- 奎宿
- けいしゅく
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- レーヴァティー
- रेवती
- Revatī
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二十八宿の一・北方七宿の第四。「麗波底(れいはてい)」と音写するほか「流灌天(るかんてん)」とも呼ばれる。
奎宿
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362 |
- 壁宿
- へきしゅく
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- ウッタラバドラパダー
- उत्तरभद्रपदा
- Uttarabhadrapadā
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二十八宿の一・北方七宿の第三。「烏多羅拔陀羅跋(うたらばだらば)」と音写するほか「百辞天(ひゃくじてん)」とも呼ばれる。
壁宿
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363 |
- 婁宿
- ろうしゅく
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- アシュヴィニー
- अश्विनी
- Aśvinī
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二十八宿の一・北方七宿の第一。「阿湿尾儞(あしゅうびに)」と音写する。
婁宿
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364 |
- 胃宿
- いしゅく
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- バラニー
- भरणी
- Bharaṇī
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二十八宿の一・北方七宿の第二。「波邏尼(はらに)」と音写するほか「満者天(まんじゃてん)」とも呼ばれる。
胃宿
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365 |
- 少女宮
- しょうにょくう
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- カニヤー
- कन्या
- Kanyā
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十二宮の第六宮。音写では「迦若(かにゃ)」。いわゆる処女宮で、女性の姿が描かれる。
女宮
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366 |
- 蟹宮
- かいくう
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- カルカターカ
- कर्कटाक
- Karkaṭāka
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十二宮の第四宮。音写では「羯迦吒迦(かつかたか)」。現在の巨蟹宮に当たり、名前の通り蟹の姿が描かれる。
蟹宮
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367 |
- 師子宮
- ししくう
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- シンハ
- सिंह
- Siṃha
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十二宮の第五宮。音写では「𦂅呵(しんか)」。いわゆる獅子宮のことで、名前の通り獅子の姿が描かれる。
師子宮
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368 |
- 金曜
- きんよう
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- シュクラ
- शुक्र
- Śukra
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七曜・九曜の第六。シュクラは金星の神。
シュクラ
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369 |
- 戦鬼
- せんき
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- ムリダユッダージブータ
- मृधयुद्धाजिभूत
- Mṛdhayuddhājibhūta
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370 |
- 毘那夜迦
- びなやか
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- ヴィナーヤカ
- विनायक
- Vināyaka
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歓喜天
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371 |
- 摩訶迦羅
- まかから
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- マハーカーラ
- महाकाल
- Mahākāla
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373伊舎那天の眷属。
大黒天
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372 |
- 伊舎那天后
- いさなてんこう
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- イーシャーニー
- ईशानी
- īśānī
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373伊舎那天の妃として。
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373 |
- 伊舎那天
- いさなてん
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- イーシャーナ
- ईशान
- īśāna
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十二天の一人で北東方を守護する。シヴァの別名であるイーシャーナが仏教にとりいれられたもの。
伊舎那天
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374 |
- 喜面天
- きめんてん
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- ナンディームカ
- नन्दीमुख
- Nandīmukha
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373伊舎那天の眷属。愛子だとされる。
喜面天
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375 |
- 常酔天
- じょうすいてん
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- サダーマッタ
- सदामत्त
- Sadāmatta
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373伊舎那天の眷属。
常酔天
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376 |
- 器手天
- きしゅてん
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- カロータパーニ
- कतोटपाणि
- Karoṭapāṇi
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373伊舎那天の眷属。
器手天
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377 |
- 器手天后
- きしゅてんこう
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- カトータパーニニー
- कतोटपाणिनी
- Katoṭapāṇinī
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373伊舎那天の眷属で377器手天后の后。
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378 |
- 堅牢神后
- けんろうじんこう
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- ダラニーダラー
- धरणीधरा
- Dharaṇīdharā
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379堅牢神の妃。
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379 |
- 堅牢神
- けんろうじん
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- ダラニーダラ
- धरणीधर
- Dharaṇīdhara
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十二天の一人で地(下方)を守護する。ダラニは「大地」を意味し、ダラニーダラで「大地を受け持つ」といった意味になる。大地の神プリティヴィーがここにあてられる場合もある。
地天
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380 |
- 悲想天
- ひそうてん
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- ナイヴァサムジュニャーヤタナ
- नैवसंज्ञायतन
- Naivasaṃjñāyatana
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三界の一・無色界四禅天のの第四。「非想非非想天(ひそうひひそうてん)」とも呼ばれる。「認識できない場所」といった意味。二層楼閣で下層に化仏を置いた形で表される。
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381 |
- 無処有処天
- むしょうしょてん
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- アーキンチャニャーヤタナ
- आकिञ्चन्यायतन
- Ākiñcanyāyatana
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三界の一・無色界四禅天の第三。「無が存在する場所」といった意味。楼閣として表される。二層楼閣で下層に化仏を置いた形で表される。
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382 |
- 空無辺処天
- くうむへんしょてん
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- アーカーシャーナンチャーヤタナ
- आकाशानन्त्यायतन
- Ākāśānantyāyatana
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三界の一・無色界四禅天の第一。「空処天(くうしょてん)」ともいう。「限りない空間」といった意味を持つ。二層楼閣で下層に化仏を置いた形で表される。
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383 |
- 識無辺処天
- しきむへんしょてん
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- ヴィジュニャーナーナンチャーヤタナ
- विज्ञानानन्त्यायतन
- Vijñānānantyāyatana
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三界の一・無色界四禅天の第二。「釈処天(しゃくしょてん)」ともいう。「限りない意識」といった意味を持つ。二層楼閣で下層に化仏を置いた形で表される。
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384 |
- 日天后
- にってんこう
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- アーディティヤパリヴァーラー
- आदित्यपरिवारा
- Ādityaparivārā
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385日天の妃。142者耶と同尊とされる。
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385 |
- 日天
- にってん
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- アーディティヤ
- आदित्य
- Āditya
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十二天の一人で日(太陽)を守護する。太陽神アーディティヤが仏教にとりいれられたもの。384日天后、386微闍耶を侍す。
日天
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386 |
- 微闍耶
- びじゃや
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- ヴィジャヤー
- विजया
- Vijayā
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385日天の妃。
微誓耶
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387 |
- 帝釈天
- たいしゃくてん
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- シャクラ
- शक्र
- Śakra
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十二天の一人で東方を守護する。インドラの別称が仏教にとりいれられたもの。別名だが349帝釈天にも配される。
帝釈天
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388391
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- 守門天女
- しゅもんてんにょ
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- デーヴァター
- देवता
- Devatā
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デーヴァターは「神性」「(身近な)神」を表す。
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389390
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- 守門天
- しゅもんてん
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- ドヴァーラパーラ
- द्वारपाल
- Dvārapāla
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392 |
- 持国天
- じこくてん
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- ドゥリタラーシュトラ
- धृतराष्ट्र
- Dhṛtarāṣṭra
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四天王の一尊で東方を守護する。また三界の三・欲界六欲天の(下層から数えて)第一天(四天王衆天)。
持国天
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393 |
- 大梵天
- だいぼんてん
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- ブラフマン
- ब्रह्मन्
- Brahman
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十二天の一人で天(上方)を守護する。根源神ブラフマーが仏教にとりいれられたもの。また三界の二・色界の初禅の一。
梵天
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394 |
- 昴宿
- ぼうしゅく
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- クリッティカー
- कृत्तिका
- Kṛttikā
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二十八宿の一・東方七宿の第五。「羯底迦(かつていか)」と音写するほか「作者天(さしゃてん)」とも呼ばれる。
昴宿
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395 |
- 畢宿
- ひっしゅく
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- ローヒニー
- रोहिनी
- Rohiṇī
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二十八宿の一・東方七宿の第一。「虜喜尼(ろきに)」などと音写するほか「木者天(もくしゃてん)」とも呼ばれる。
畢宿
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396 |
- 参宿
- さんしゅく
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- アールドラー
- आर्द्रा
- Ārdrā
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二十八宿の一・東方七宿の第六。「未湿天(みしゅうてん)」とも呼ばれる呼ばれる。
参宿
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397 |
- 觜宿
- ししゅく
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- ムリガシラス
- मृगशिरस्
- Mṛgaśiras
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二十八宿の一・東方七宿の第三。「末伽始羅(まがしら)」と音写するほか「烏頭天(うずてん)」とも呼ばれる。
觜宿
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398 |
- 鬼宿
- きしゅく
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- プシャ
- पुष्य
- Puṣya
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二十八宿の一・東方七宿の第四。「弗沙(ふしゃ)」と音写するほか「増益天(ぞうやくてん)」とも呼ばれる。
鬼宿
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399 |
- 柳宿
- りゅうしゅく
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- アーシュレーシャ
- आश्लेष
- Āśleṣa
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二十八宿の一・東方七宿の第七。「阿失麗沙(あしつれいしゃ)」と音写されるほか「不染天(ふせんてん)」とも。
柳宿
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400 |
- 井宿
- せいしゅく
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- プナルヴァス
- प्नर्वसु
- Pnarvasu
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二十八宿の一・東方七宿の第二。「富那婆蘇(ふなばそ)」と音写するほか「服財天(ふくざいてん)」とも呼ばれる。
井宿
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401 |
- 牛宮
- ごくう
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- ヴリシャ
- वृष
- Vṛṣa
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十二宮の第二宮。音写では「毘利沙(びりしゃ)」。いわゆる金牛宮で、名前の通り牛の姿が描かれる。
牛宮
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402 |
- 羊宮
- ようくう
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- メーシャ
- मेष
- Meṣa
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十二宮の第一宮。音写では「彌沙(みしゃ)」。現在でいう白羊宮で、名前のとおり羊の姿が描かれる。
羊宮
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403404
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- 男女宮
- なんにょくう
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- ミスナ
- मिथुन
- Mithuna
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十二宮の第三宮。音写では「彌偸那(みちゅうな)」。現在の双子宮に当たり、男女二人の姿で描かれる。
男女宮
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405 |
- 計都
- けいと
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- ケートゥ
- केतु
- Ketu
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九曜の第九。いわゆる彗星。伝真言院版では竜に乗った姿で表される。221羅睺星の胴体部分が星になったものだとされる。
ケートゥ
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406 |
- 流星
- りゅうせい
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- ニルガータケートゥ
- निर्घातकेतु
- Nirghātaketu
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407 |
- 日曜
- にちよう
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- スーリヤ
- सूर्य
- Sūrya
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七曜・九曜の第一。日曜星つまり太陽を九曜として表したもの。三匹の馬の上に座し片手に太陽を持つ。またスーリヤは太陽神。
日曜
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408 |
- 日曜眷属
- にちようけんぞく
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- スーリヤパリヴァーラ
- सूर्यपरिवार
- Sūryaparivāra
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パリヴァーラは「伴う者」といった意味。407日曜の侍尊。
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