十二天

十二天

じゅうにてん

日本仏教において、八方を司る八方天に上方(天)・下方(地)と日月を加え十二尊としたもの。全ての天・竜や鬼神、星宿などを統べる力を持つとされる。

《十二天》
方位漢名梵名
帝釈天
たいしゃくてん
シャクラ
Śakra
東南
火天
かてん
アグニ
Agni
閻魔天
えんまてん
ヤマラージャ
Yamarāja
西南
羅刹天
らせつてん
ラークシャサ
Rākṣasa
西
水天
すいてん
ヴァルナ
Varuṇa
西北
風天
ふうてん
ヴァーユ
Vāyu
毘沙門天
びしゃもんてん
ヴァイシュラヴァナ
Vaiśravaṇa
東北
大自在天
だいじざいてん
マヘーシュヴァラ
Maheśvara
梵天
ぼんてん
ブラフマー
Brahman
地天
じてん
プリティヴィー
Pṛthivī
日天
にってん
アーディティヤ
Āditya
ないし
スーリヤ
Sūrya
月天
がってん
チャンドラ
Candra

※西南は涅哩底王(ねいりちおう)/ニルリチ(Nirṛti)とされる場合がある。

※東北は伊舎那天(いしゃなてん)/イーシャーナ(Īśāna)とされる場合がある。

※下は堅牢神(けんろうじん)/ダラニーダラー(Dharaṇīdharā)とされる場合もある。

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  • This Page Last Updated: 2022-04-04