伊邪那岐命

伊邪那岐命

いざなぎのみこと

日本記紀神話において、国産みを行った2対の神のうちの男神で高天原の神。「伊弉諾神」とも書く。神名は「誘(いざな)う男の神」を意味する。神世七代の最後の神であり、また神話上で一番最初に出てくる夫婦神である。伊邪那美命と結婚して14の国(大八洲の国)を誕生させたり(=国産み)、万物を司る35柱の神々を誕生させたり(=神産み)したことから、国固めの神、生命の祖神とされている。水蛭子石土毘古神大山津見神保食神火之迦具土神などは全てのこの夫婦神の子神である。火之迦具土神を産んだために死んでしまった伊邪那美命を追って死後の世界である根国(ねのくに)に赴いたが、結局伊邪那美命は生き返ることが出来ず、伊邪那岐命はこの世に逃げ帰り、禊祓(みそぎばらい)を行い、この世の代表者となった。禊祓の際生まれた三貴神、天照大御神月読命須佐之男命にそれぞれ「高天原(たかまがはら)」、「夜食国(よるのおすくに)」、「海原(うなばら)」を治めるように命じてからは、ほとんど神話に登場しない。

《伊邪那岐命の御子神》
伊邪那美命との国生み
淤能碁呂島
おのごろしま
淡島
あわしま
淡道之穂之狭別
あわじのほのさわけ
愛比売
えひめ
飯依比古
いいよりひこ
大宜都比売
おおげつひめ
(→保食神
建依別
たけよりわけ
天之忍許呂別
あめのおしころわけ
白日別
しらひわけ
豊日別
とよひわけ
建日向日豊久士比泥別
たけひむかひとよくじひねわけ
建日別
たけひわけ
天比登都柱
あめのひとつばしら
天之狹手依比売
あめのさでよりひめ
佐渡島
さどのしま
天御虚空豊秋津根別
あまつみそらとよあきづねわけ
建日方別
たけひかたわけ
大野手比売
おおのでひめ
大多麻流別
おおためるわけ
天一根
あめのひとつね
天忍男
あめのおしお
天両屋
あめのふたや
伊邪那美命との子生み
水蛭子
ひるこ
大事忍男神
おおことおしおのかみ
石土毘古神
いわづちびこのかみ
石巣比売神
いわすひめのかみ
大戸日別神
おおとひわけのかみ
天之吹男神
あめのふきおのかみ
大屋毘古神
おおやびこのかみ
風木津別之忍男神
かざもつわけおしおのかみ
大綿津見神
おおわたつみのかみ
速秋津日子神
はやきつひこのかみ
速秋津比売神
はやあきつひめのかみ
志那都比古神
しなつひこのかみ
句句廼馳
くくのちのかみ
大山津見神
おおやまつみのかみ
野椎神
のづちのかみ
鳥石楠船神
とりのいわくすぶねのかみ
火之迦具土神
ひのかぐつちのかみ
波邇夜須毘古神
はにやすびこのかみ
波邇夜須毘売神
はにやすびめのかみ
和久産巣日神
わくむすびのかみ
泣澤女神
なきさわめのかみ
衝立船戸神
つきたつふなどのかみ
道之長乳歯神
みちのながちはのかみ
時置師神
ときおかしのかみ
和豆良比能宇斯能神
わづらいのうしのかみ
道俣神
ちまたのかみ
飽咋之宇斯能神
あきぐいうしのかみ
奥疎神
おきざかるのかみ
奥津那芸佐毘古神
おきつなぎさびこのかみ
奥津甲斐弁羅神
おきつかいべらのかみ
辺疎神
へざかるのかみ
辺津那芸佐毘古神
へつなぎさびこのかみ
辺津甲斐弁羅神
へつかいべらのかみ
八十禍津日神
やそまがつひのかみ
大禍津日神
おおまがつひのかみ
神直毘神
かむなおびのかみ
大直毘神
おおなおびのかみ
伊豆能売神
いづのめのかみ
底津綿津見神
そこつわたつみのかみ
底筒之男命
そこつつのおのみこと
中津綿津見神
なかつわたつみのかみ
中筒之男命
なかつつのおのみこと
上津綿津見神
うわつわたつみのかみ
上筒之男命
うわつつのおのみこと
天照大御神
あまてらすおおみかみ
月読命
つくよみのみこと
須佐之男命
すさのおのみこと
速玉之男神
はやたまのおのみこと
事解之男神
ことさかのおのみこと
羽明玉
はかるたま
塩椎神
しおつちのかみ
都久豆美命
つくつみのみこと
伊奘奈枳乃麻奈子坐熊野加武呂乃命
いざなぎのまなこくまのにますかむろのみこと
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  • This Page Last Updated: 2022-04-07