夜叉やしゃ
Yakṣa
インド神話のヤクシャが仏教に取り入れれたもの。固有名ではなく集団名である。「薬叉(やくしゃ)」とも称する。天竜八部の一。元々は害を成す種族だったが、仏教では仏法を守る存在として信仰される。羅刹と共に毘沙門天の眷属であり、諸天の守護神となり、北方を護るという。金剛夜叉明王、鬼子母神、増長天、毘沙門天といった神はすべて夜叉の一族に属しているとされる。
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夜叉天(やしゃてん)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p023
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
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