画像一覧(50枚)
- 蜃氣樓
- 燭陰
- 人面樹
- 人魚
- 返魂香
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返魂香(はんごんこう)
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漢武帝李夫人を寵愛し給ひしに/夫人みまがり給ひしかば思念してやまず/方士に命じて返魂香をたかしむ/ 夫人のすがた髣髴として烟の中にあらはる/武帝ますますかなしみ 詩をつくり給ふ/是耶非耶立而望之/偏娜々何冉々/其来遅
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- 彭候
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彭候(ほうこう)
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千歳の木には精あり/状黑狗のごとし/尾なし面人に似たり/又山彦とは別なり
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- 天狗礫
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天狗礫(てんぐつぶて)
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凡深山幽谷の中にて一陣の魔風おこり/山鳴谷こたへて大石をとばす事あり/是を天狗礫と云/左傳に見えたる宋におつる七つの石もうたがふらくは是ならんかし
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- 道成寺鐘
- 燈臺鬼
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燈臺鬼(とうだいき)
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軽大臣遣唐使たりし時/唐人大臣に唖になる薬をのませ身を彩り頭に燈臺をいたゞかしめて燈臺鬼と名づく/その子弼宰相入唐して父をたづぬ/燈臺鬼涙をながし指をかみ切り血を以て詩を書して曰/我元日本華京客 汝是一家同姓人/為子為爺前世契 隔山隔海変生辛/経年流涙蓬蒿宿 遂日馳思蘭菊親/形破他郷作燈鬼 爭皈旧里寄斯身
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- 古庫裏婆
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古庫裏婆(こくりばば)
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僧の妻を梵嫂といえるよし/輟耕錄に見えたり/ある山寺に七代以前の往時の愛せし梵嫂その寺の庫裏に住みて/檀越の米錢をかすめ新死の屍の皮をはぎて餌食とせしとぞ/三途河の奪衣婆よりもおそろしおそろし
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- 泥田坊
- 白粉婆
- 蛇骨婆
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蛇骨婆(じゃこつばヽ)
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もろこし巫咸國は女丒の北にあり/右の手に靑蛇をとり左の手に赤蛇をとる人すめるとぞ/蛇骨婆は此の國の人か/或説に云/蛇塚の蛇五右衛門といへるものヽ妻なり/よりて蛇五婆とよびしを、訛りて蛇骨婆というと/未詳
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- 影女
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影女(かげおんな)
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ものヽけある家には月かげに女のかげ障子などにうつると云/荘子にも罔両と景と問答せし事あり/景は人のかげ也/罔両は景のそばにある微陰なり
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- 倩兮女
- 煙々羅
- 紅葉狩
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紅葉狩(もみぢがり)
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餘󠄁五將軍維茂/紅葉がりの時/山中にて鬼女にあひし事/謡曲にも見へて皆人のしる所なればこゝに贅せず
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- 朧車
- 羅城門鬼󠄂
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羅城門鬼󠄂(らじやうもんのおに)
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都良香らせうもんを過て一句を吟じて曰/気霽風梳新柳髪と/その時鬼󠄂神一句をつぎていはく/氷消波洗旧苔鬚と/渡辺綱がために腕をきられからきめ見たるもこの鬼󠄂神にや
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- 夜啼石
- 火前坊
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火前坊(くはぜんぼう)
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鳥部山の烟たちのぼりて/龍門原上に骨󠄂をうづまんとする三昧の地よりあやしき形出たれば/くはぜん坊とは名付たるならん
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- 蓑火
- 靑行燈
- 雨女
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雨女(あめおんな)
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もろこし巫山の神女は朝には雲となり夕には雨となるとかや/雨女もかかる類のものなりや
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- 小雨坊
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小雨坊(こさめぼう)
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小雨坊は雨そぼふる夜/大みねかつらぎの山中に徘徊して齋料をこふとなん
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- 岸涯小僧
- あやかし
- 鬼󠄂童
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鬼󠄂童(きどう)
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鬼󠄂童童丸は雪の中に牛の皮をかぶりて/頼光を市原野にうかゞふと云
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- 鬼󠄂一口
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鬼󠄂一口(おにひとくち)
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在原業平二条の后をぬすみいでゝあばら屋にやどれるに/鬼一口にくひけるよしいせ物がたりに見えたり/しら玉か何ぞと人のとひし時露とこたへてきえなましものを
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- 蛇帯
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蛇帯(じゃたい)
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博物志に云/人帯を藉て眠れば蛇を夢むと云々/されば妬る女の三重の帯は七重にまはる毒蛇ともなりぬべし/おもへどもへだつる人やかきならん身はくちなはのいふかひもなし
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- 小袖の手
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小袖の手(こそでのて)
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唐詩に「昨日施僧裙帯上断腸猶繋琵琶絃」とは妓女亡ぬるををいためる詩にして/僧に供養せしうかれめの帯になを琵琶の糸のかゝりてありしを見て腸をたちてかなしめる心地/すべて女ははかなき衣服調度に心をとゞめて/なき跡の小袖より手の出でしをまのあたり見し人ありと云
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- 機尋
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機尋(はたひろ)
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はたひろはある女夫の出てかへらざるをうらみ/おりかゝれる機をたちしに/その一念はたひろあまりの蛇となりて夫の行衛をしたひしとぞ/「自君之出矣 不復理残機」と唐詩にもつくれり
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- 大座頭
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大座頭(おほざとう)
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大座頭はやれたる袴を穿/足に木履をつけ手に杖をつきて風雨の夜ごとに大道を徘徊す/ある人これを問て曰いづくんかゆく/答ていはくいつも倡家に三絃を弄すと
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- 火間蟲入道
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火間蟲入道(ひまむしにうだう)
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人生勤にあり/つとむる時は匱からずといへり/生て時に益なくうかりうかりと間をぬすみて一生をおくるものは/死してもその灵ひまむし夜入道となりて燈の油をねぶり人の夜作をさまたぐるとなん/今訛りて「へマムシ」とよぶは「へ」と「ひ」と五音相通也
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- 殺生石
- 風狸
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風狸(ふうり)
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風によりて巌をかけり木にのぼりそのはやき事飛鳥の如し
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- 茂林寺の釜
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茂林寺の釜(もりんじのかま)
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上州茂林寺に狸あり/守霍といへる僧と化して寺に居る事七代/守霍つねに茶をたしみて茶をわかせば/たぎる事六七日にしてやまず/人のその釜を名づけて文福と云/蓋文武火のあやまり也/文火とは縵火也/武火とは活火也
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- 芭蕉精
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芭蕉精(ばせをのせい)
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芭蕉の精人と化して物語せしことあり/今の謡物はこれによりて作れるとぞ
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- 硯の魂
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硯の魂(すずりのたましひ)
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ある人赤間が関の石硯をたくはへて文房の一友とす/ひと日平家物語をよみさしてとろとろと居ねぶるうち/案頭の硯の海の波さかだちて源平のたゝかひ今みるごとくあらはれしとかや/もろこし徐玄之が紫石潭も思ひあはせられ侍り
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- 屏風闚
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屏風闚(ぼうぶのぞき)
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翠帳紅閨に枕をならべ顛鸞倒鳳の交あさからず/枝をつらね翼をかはさんとちかひし事も陀となりし胸三寸の恨より七尺の屏風も猶のぞくべし
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- 毛有毛現
- 目目連
- 狂骨󠄂
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狂骨󠄂(きやうこつ)
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狂骨󠄂は井中の白骨󠄂なり/世の諺に甚しき事をきやうこつといふも/このうらみのはなはなだしきよりいふならん
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- 目競
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目競(めくらべ)
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大政入道清盛ある夜の夢に/されかうべ东西より出てはじめは二つありけるが/のちには十二十五十百千万/のちにはいく千万といふ数をしらず/入道もまけずこれをにらみけるに/たとへば人の目くらべをするやう也しよし/平家物語にみえたり
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- 後神
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後神(うしろがみ)
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うしろ神は臆病神につきたる神也/前にあるかとすれば忽焉として後にありて人のうしろがみをひくといへり
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- 否哉
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否哉(いやや)
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むかし漢の东方朔あやしき虫をみて怪哉と名づけしためしあり/今この否哉もこれにならひて名付たるなるべし
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- 方相氏
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方相氏(はうさうし)
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論語曰/郷人儺朝服而立於阼階/註儺所以逐疫周礼/方相氏掌之
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- 瀧霊王
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瀧霊王(たきれいおう)
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諸国の滝つぼよりあらはるると云/青竜疏に一切の鬼魅諸障を伏すと云々
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- 白澤
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白澤(はくたく)
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黄帝東巡/白澤一見/避怪除害/靡所不徧/摸捫窩賛
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- 隠里
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隠里(かくれざと)
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「嘉暮里(かくれざと)」というのれんが掛かっている。Copyright : public domain