サブラタン

グリモアに言及される天使の一。「ソロモンの小さな鍵（Lesser Key of Solomon）」第3部で言及される「聖パウロの術（The Pauline Art）」において、24時間のうち夜の1時「オマルハリエン（Omalharien）」を守護する支配天使とされる（→"時間の天使"）。10の階級に分けられた1540の公爵と従者がサブラタンの支配下にある。このうちの5人の主位公爵天使の「ドマラス（Domaras）」、「アメラニー（Amerany）」、「ペノレス（Penoles）」、「マルディエル（Mardiel）」、「ナストゥル（Nastul）」、および10人の下位公爵天使の「ラメシエル（Ramesiel）」、「オメドリエル（Omedriel）」、「フラネダク（Franedac）」、「クラシエル（Chrasiel）」、「ドルマソン（Dormason）」、「ハイゾイム（Hayzoym）」、「エマロン（Emalon）」、「トゥルティエル（Turtiel）」、「クエノル（Quenol）」、「リマリエル（Rymaliel）」は2000人の従者を従えているとされる。ただしアーサー・エドワード・ウェイト（Arthur Edward Waite）の「儀礼魔術の書（Book of Ceremonial Magic）」 では夜の1時の支配天使は「ガミエル（Gamiel）」であり、また支配下の天使名も主位天使が「モリエル（Moriel）」、「ガルティエル（Garthiel）」、「セファロン（Sepharon）」、「モウシエン（Mousien）」、「アラティエル（Arathiel）」、「コセル（Cosel）」、下位天使が「ザニアス（Zanias）」、「ノクシン（Noxin）」、「テンパスト（Tempast）」、「ファリオン（Farion）」、「グララス（Glaras）」、「ベルサル（Belsal）」となっており、大きく違いが見られる。