北斗七星ほくとしちしょう
běidŏu qīxīng
仏教において北辰(北極星)つまり妙見菩薩の眷属とされる、北天に柄杓型に並ぶ7つの星。「ほくとしちせい」とも読む。単に「北斗(ほくと)」と呼ぶほか「北斗七星尊(ほくとしちしょうそん)」、「北斗七女(ほくとしちにょ)」とも呼ばれる。また北極星ないし武曲星(ミザール星)付近の「輔星(ほしょう)」(アルコル星)を北辰として加え、「北斗八女(ほくとはちにょ)」、「北斗八星(ほくとはちしょう)」の名でも呼ばれる。
北斗七星は日と月及び五星、つまり七曜の精であり、八方をその光で照らすことによって諸天を輝かし衆生を正しく導くとされる。また善悪や禍福を司るとされ北斗七星を供養すれば長寿や除災の効があるとされる。
方位 | 名称 | 七曜 | 本地 |
---|---|---|---|
西南 |
|
ないし
| |
西 |
| 月曜、火曜 |
ないし
|
西北 |
| 火曜、水曜 |
ないし
|
北 |
| 水曜、木曜 |
ないし
|
東北 |
| 木曜、金曜 |
ないし
|
東 |
| 金曜、土曜 |
ないし
|
東南 |
| 土曜、日曜 |
ないし
|
- 画像
-
- 画像を開く
-
北斗(ほくと)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p013
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain