バルクイエル
Barquiel
グリモアに言及される天使の一。「バルギニエル(Barginiel)」とも呼ばれる。「ソロモンの小さな鍵(Lesser Key of Solomon)」第3部で言及される「聖パウロの術(The Pauline Art)」において、24時間のうち昼の7時「ハマリム(Hamarym)」を守護する支配天使とされる(→"時間の天使")。10人の主位公爵と100人の下位公爵、そして多くの従者(天使)がいるとされる。そのうち主位公爵の「アブラシエル(Abrasiel)」、「ファルモス(Farmos)」、「ネストリイ(Nestorii)」、「マヌエル(Manuel)」、「サギエル(Sagiel)」、および下位公爵の「ハルミエル(Harmiel)」、「ナストルス(Nastrus)」、「ヴァルマイ(Varmay)」、「トゥルマス(Tulmas)」、「クロシエル(Crosiel)」、「パスリエル(Pasriel)」、「ヴェネシエル(Venesiel)」、「エヴァリム(Evarym)」、「ドゥルフィエル(Drufiel)」、「カトス(Kathos)」は名前を明らかにされている。ただし、アーサー・エドワード・ウェイト(Arthur Edward Waite)の「儀礼魔術の書(Book of Ceremonial Magic)」 ではクロシエルまでしかリストには載っていない。