第六天
だいろくてん
日本の神社に祀られる神の一柱。「大六天(だいろくてん)」、「第六天神(だいろくてんじん)」とも呼ばれる。もともとは仏教で「第六天魔王」と称される「他化自在天(たけじざいてん)」のことだが、後に「神世七代(かみよななよ)」の第六代である「於母陀流神(おもだるのかみ)」と「阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)」のこととされるようになった。例えば東京都渋谷区にある穏田神社(おんでんじんじゃ)は現在祭神を「淤母陀琉神(おもだるみのかみ)」、 「阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)」、「櫛御食野神(くしみけぬのかみ)→「櫛御気野命(くしみけぬのみこと)」」とするが、元は「第六天社」と称した。横浜市中区にある本牧神社は元を「十二天社(じゅうにてんしゃ)→「十二天(じゅうにてん)」」と称したが、間門(まかど)にあった第六天社を合祀した折りに(二社の数字を合わせて)「十八天社」と呼ばれたことが伝わっている。関東地方(特に旧武蔵国)には「第六天」ないし「大六天」を称する社や、あるいはその名が刻まれた石碑が今も多く残っている。