ランギ・ヌイ Ra-ngi nui マオリの開闢神話に見える大空の神。「宏大な大空」といった意味。世界はテ・コレ(無)から始まり、それからテ・ポ(夜)が来て、ランギ・ヌイを生んだとされる。彼は大地(パパ・ツ・ア・ヌク)と共に棲み、この二人が結婚して陸地が作られたという。軍神「ツ・マタウェンガ」、万物神「タネ・マフタ」、嵐と風の神「タフィリ・マテア」、耕作植物の神「ロンゴ・マ・タネ」、海神「タンガロア・ファイ・アリキ」、野生植物の神「ハウミア・チケチケ」を生んだのは彼等で、この六柱神はマオリ神話の万物の創造に寄与する。 関連項目 アテア フィロ ヒネ・ヌイ・テ・ポ イオ タンゴタンゴ ワイ・ヌイ 地域・カテゴリ 環太平洋 ポリネシア ニュージーランド キーワード 空気・風・嵐 文献 02 28