内侍所の三十番神

内侍所の三十番神

ないしどころのさんじゅうばんじん

三十番神の一種で神祇家による所伝とされるものの一つ。宮中の内侍所(三種の神器の一つの八咫鏡を祀る)において勧請されたという三十番神。三十番神というが実際は三十二神を擁する。離火、坤地、兊(=兌)澤、乾天、坎水、艮山、震雷、巽風など八卦に関連した名称と記紀などに登場する神が混成して配置されている。

《内侍所の三十番神》

第一

離火神

又の名を「午比留尊」と言う。
(→離火神
(「午比留」は「ムマヒルノ」とカナが振られている)

第二

大日霊貴

(→天照大御神

第三

日前尊

(日前神宮に祀られる日前大神(ひのくまのおおかみ)のこと)

第四

國懸尊

(國懸神宮に祀られる國懸大神(くにかかすのおおかみ)のこと)

第五

坤地神

又の名を国津母命と言う。
(「坤地」は「クニツチノ」とカナが振られている)

第六

伊弉冊命

(→伊邪那美命

第七

天香久山尊

(→天香山命

第八

三輪高見尊

第九

兊澤尊

又の名を少女神と言う。
(「兊澤」は「サハミツノ」とカナが振られている)
(「少女」は「ヲトメノ」とカナが振られている)

第十

宇多魂尊

(「宇多魂」は「ウタマノ」とカナが振られている)

第十一

押山雄取子尊

(「ヲシヤマヲトリコノ」とカナが振られている)
(「押」を「坤」としている文献もある(神名帳考証土代附考))

第十二

鳥籠尊

(「鳥籠」は「トリコノ」とカナが振られている)

第十三

乾天尊

又の名を天津祖尊と言う。
(「乾天」は「タマツラノ」とカナが振られている)

第十四

伊弉諾尊

(→伊邪那岐命

第十五

佐種原尊

(「佐種原」は「サクサハラノ」とカナが振られている)

第十六

心太尊

(「心太」は「ココロフトノ」とカナが振られている)

第十七

坎水尊

又の名を河主神と言う。
(「坎水」は「シタミツノ」とカナが振られている)

第十八

国常立尊

(→国之常立神

第十九

国狹槌尊?

(→国之狭土神

第廿

豊斟渟尊

(→豊雲野神

第廿一

艮山尊

又の名を山主尊と言う。
(「艮山」は「ネダチ」とカナが振られている)

第廿二

泥土煑尊

(→宇比地邇神

第廿三

大戸道尊

(→意富斗能地神

第廿四

素戔鳴尊

(→須佐之男命

第廿五

震雷尊

又の名を雷主尊と言う。
(「震雷」は「フルイカツチ」とカナが振られている)

第廿六

天津彦々火瓊々杵尊

(→邇邇藝命

第廿七

彦火々出見尊

(→日子穂穂手見命

第廿八

鸕鷁草葺不合尊

(→鵜葺草葺不合命
(「葺」は実際は⿳艹叵日)

第廿九

巽風神

又の名を神風尊と言う。
(巽風は「フイカセノ」とカナが振られている)

第丗

沙土煑命

(→須比智邇神

第丗一

大苫邊尊

(→大斗乃弁神

第丗二

惶根命

(→阿夜訶志古泥神

※「諸社根元記」に依る。

※()内は当サイトによる注記

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  • This Page Last Updated: 2022-04-05