エレシュキガル

エレシュキガル

Ereshkigal

シュメール神話において、大地の甘い水に下に位置する、乾燥したちりだらけの土地「クル・ブ・ギ・ア(帰還することのない大地)」を支配する「死の女主人」。「天の女主人」イナンナとは姉妹であるが、イナンナが光であるのに対し、正反対の闇の性質を持っている。バビロニア神話ではネルガルの妻であり、地下の悪魔であるガルラは彼女の配下である。イナンナは姉であり敵であるエレシュキガルの支配する土地に訪れて、自分の権威を主張しようとしたが、逆に素っ裸にされ、屍体として杭につるされた。イナンナはエンキエア)に「生命の食物」と「生命の水」を与えられて復活することが出来たが、ガルラたちはイナンナに付きまとって、その身代わりが見つかるまで離れなかったという。

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  • This Page Last Updated: 2022-03-25