愛染明王

愛染明王あいぜんみょうおう

Rāgarāja, Mahārāga

意味漢訳
愛染王(あいぜんおう)
愛染明王(あいぜんみょうおう)
愛着染色(あいちゃくせんしょく)
一切如来大愛楽金剛(いっさいにょらいだいあいぎょうこんごう)
染愛王(ぜんあいおう)
離愛尊(りあいそん)
音写漢訳
羅誐(らが)
羅誐羅闍(らがらじゃ)

仏教における明王の一。サンスクリットでは「ラーガラージャ(Rāgarāja)」、「マハーラーガ(Mahārāga)」、あるいは「ヴァジュララージャプリヤ(Vajrarājapriya)」と呼ばれる。愛染明王、「愛染王(あいぜんおう)」と呼ばれる。「ラーガ」は染めること、赤いこと、あるいは激しい欲望などを意味する。

インド神話の愛の神「カーマ(Kāma)」が仏教に取り入れられたものと考えられている。愛欲を本体とする神で敬愛を司るとされる。全身赤色で一面三目六臂、頭に獅子の冠をいただき、顔には常に怒りの相を表わす。一般に「金剛薩埵(こんごうさった)」の教令輪身(きょうりょうりんじん)とされる(ひいては総本地を大日如来とする)。近世では、恋愛を助け、遊女を守る神としても信仰された。また、俗に、この明王を信仰すると美貌になると信じられていた。

密号は「離楽離愛(りらくりあい)」、「離愛金剛(りあいこんごう)」、種字は「हूं(hūṃ)」、「ह्हूं(hhūṃ)」、「होः(hoḥ)」、「ह्रीः(hrīḥ)」、「ज्जः(jjaḥ)」、真言は「吽擿枳吽弱(うんだぎうんじゃく)」、「唵 摩賀囉誐 嚩日路瑟抳灑 嚩日羅薩埵嚩 弱 吽 鍐 穀(おん まからぎゃ ばざろさだしゃ ばざらさだば じゃくうんばんこ)」、印相は外五鈷印、三昧耶形五鈷杵、人形杵、五鈷鉤、箭、師子冠。

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  • This Page Last Updated: 2026-02-24