プラフラーダ

Prahlāda, Prahrāda

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説明

ヒンドゥー教に登場する魔神でダイティヤの一人。名前は「爽快感」、「喜び」を意味する。神に反抗したダイティヤの王、ヒラニヤカシプの息子の一人だったが、神を嫌っていた父親と異なり、熱心なヴィシュヌの信仰者だった。プラフラーダはヴィシュヌ達と争う父親を諌めようと、ヴィシュヌの偉大さを父親に説いた。プラフラーダはヴィシュヌの偏在性を「そこに立つ柱の中にさえ存在している」と説明したのである。ヒラニヤカシプが怒りその柱を蹴飛ばしたところ、中から頭は獅子、身体は人間の姿と化したヴィシュヌ(=ナラシンハ)が出てきてヒラニヤカシプを八つ裂きにしてしまったという。

関連項目

参考文献

  • 39ヒンドゥーの神々
    • 著者:立川武蔵、石黒淳、菱田邦男、島岩
    • 発行者:佐伯治
    • 発行所:株式会社せりか書房

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