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説明
ヒンドゥー教において、最高神ヴィシュヌの第四の化身(アヴァターラ)。「ヌリシンハ(Nṛsiṃha)」とも呼ばれる。ヴェーダ文献やブラーフマナ文献に見えず、プラーナ文献において語られる。「ナラ(Nara)」は人や者、「シンハ」はライオン、獅子を表す言葉で、人獅子と訳されるとおり獅子の頭に人間の身体を持った姿をしている。
ダイティヤの王でラーヴァナの化身であったヒラニヤカシプが神々を恐れず侮辱したため、ヴィシュヌがナラシンハと化してヒラニヤカシプを引き裂いたという。
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関連項目
キーワード
参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房
- 39ヒンドゥーの神々
- 著者:立川武蔵、石黒淳、菱田邦男、島岩
- 発行者:佐伯治
- 発行所:株式会社せりか書房