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説明
密教の宿曜道における十二宮の一つ。サンスクリット名を「トゥラー(Tulā)」といい、秤(はかり)を意味することから秤宮、「秤量宮(ひょうりょうぐう)」、「天秤宮(てんびょうぐう)」、「秤量神主(ひょうりょうじんしゅ)」と訳すほか、音から「兜邏(とら)」とも呼ばれる。西洋占星術における天秤座にあたり、期間としては寒露から霜降に至るまで(9月から10月にかけて)を指す。また二十七宿の角宿、亢宿、氐宿にあたる。宝庫を司るとされ、胎蔵界曼荼羅では西方(下側)に秤の形ないし秤を持った人の姿で描かれる。
種字は「तु(tu)」、「श(śa)」、真言は「唵兜羅波多曳莎呵(おんとらはたえいそわか)」。
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関連項目
キーワード
参考文献
- 34Books Esoterica エソテリカ事典シリーズ仏尊の事典 壮大なる仏教宇宙の仏たち
- 編集:増田秀光
- 発行者:中村雅夫
- 発行所:株式会社学習研究社
- 47密教辞典
- 編集:佐和隆研
- 発行者:西村七兵衛
- 発行所:株式会社法藏館