十二宮(じゅうにぐう)

Rāśi

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説明

メソポタミアを起源とする横道十二宮の考え方がインドの天文学・占星術を元として密教にとりいれられたもの。サンスクリットでは「ラーシ(Rāśi)="宮"の意」、「ラーシチャクラ(Rāśicakra)="宮の輪"の意」などといい、十二宮のほか「十二房(じゅうにぼう)」とも呼ばれる。太陽の天球の通り道を星座の名の元に12分したものであり、それぞれの宮は吉凶や種々の物事と関連付けられている。十二宮はすべてが月天の眷属とされ、胎蔵界曼荼羅の外金剛部院に四方に分けて配されるほか、星曼荼羅にも見られる。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 34Books Esoterica エソテリカ事典シリーズ
    仏尊の事典 壮大なる仏教宇宙の仏たち
    • 編集:増田秀光
    • 発行者:中村雅夫
    • 発行所:株式会社学習研究社
  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館

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