タネ・マフタ
Tāne Mahuta, Tane Mahuta
もしくは「ターネ・マフタ」。マオリ神話において、「ランギ・ヌイ(Ra-ngi nui)」と「パパ・ツ・ア・ヌク(Papa tu a nuku)」の間に生まれた六柱神の一人。タネ・マフタは「カウリ」と呼ばれる大きく高く育つ木によって象徴され神であり、森と木、そして森に棲む虫や鳥といった動物、及び木で作られた道具をつかさどる。名前は「上昇する男」を意味する。六柱神はランギ・ヌイら二人を引き離す(二人は天と地そのものだったので)ためにいろいろな事をしたが、タネ・マフタは大空に肩をあてがい、大地に足を踏ん張って、二人の腱を引き割いて天と地を離した(タネ・マフタだけが天地を引き離すことに成功した)。
タネ・マフタは植物などの発育する力を象徴する神で、この伝承も発育の力がいかに強いものかを象徴するものだと思われる。「ヒネ・ラウ・ア・モア(Hine-rau-a-moa)」との間に「ヒネ・プー・テ・フエ(Hine-pū-te-hue)」、「ヒネ・テ・イワイワ(Hine-te-iwaiwa)」を設けた。また別伝では「ヒネ・ヌイ・テ・ポ(Hine-nui-te-po)」の父でありまた夫であり、遠い人間の祖先とされている。