シャカル Shachar フェニキア神話において、最高神であるエルの子供で夜明けの金星の神。「シャール(Shar)」、「シャヒル」とも呼ばれる。シャリムとは異母兄弟。古代都市ウガリトで発見されたラム・シャムラ文献によれば、エルが海に向けて波のように手を伸ばすと、2人の妻が受胎し、シャカルとシャリムが生まれたのだと述べられている。一般にはこの2人の妻とは、アシェラとアナトだと考えられている。 地域・カテゴリ 西アジア フェニキア・カナン神話 キーワード 星・惑星 文献 01 07