四攝菩薩

四攝菩薩

ししょうぼさつ

仏教において金剛界曼荼羅で、金剛界月輪の外塔四門に配される、一切衆生に対する化他(他人を導くこと)の徳を具象化した、金剛鉤菩薩(東)、金剛索菩薩(南)、金剛鎖菩薩(西)、金剛鈴菩薩(北)の四菩薩のこと。「四攝金剛(ししょうこんごう)」、「四攝衆(ししょうしゅう)」などとも呼ばれる。一切衆生に対して「鉤」をもって釣り、「索」をもって引き、「鎖」をもって縛し、「鈴」をもって喜ばす、という四つの攝("取り込む"の意)を表す。

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  • This Page Last Updated: 2016-02-15