四波羅蜜菩薩 しはらみつぼさつ 密教において、金剛界曼荼羅で大日如来の前後左右に配される女形の4尊の菩薩。大日如来の傍で侍女の役を務め、四仏を出生する役目を担う。或いは四仏の女性的部分の独立として生じ、十六菩薩を出生するとも解される。いずれにしても大日如来の生じる力、生み出す力を神格化したものと考えられる。 《四波羅蜜菩薩》方位名称出生する如来東方(下)金剛波羅蜜菩薩こんごうはらみつぼさつ阿閦如来あしゅくにょらい南方(右)宝波羅蜜菩薩ほうはらみつぼさつ宝生如来ほうしょうにょらい西方(上)法波羅蜜菩薩ほうはらみつぼさつ無量寿如来むりょうじゅにょらい北方(左)業波羅蜜菩薩ごうはらみつぼさつ不空成就如来ふくうじょうじゅにょらい 地域・カテゴリ インド亜大陸 仏教 キーワード 表有り 文献 43 47