四波羅蜜菩薩

四波羅蜜菩薩

しはらみつぼさつ

密教において、金剛界曼荼羅で大日如来の前後左右に配される女形の4尊の菩薩。大日如来の傍で侍女の役を務め、四仏を出生する役目を担う。或いは四仏の女性的部分の独立として生じ、十六菩薩を出生するとも解される。いずれにしても大日如来の生じる力、生み出す力を神格化したものと考えられる。

《四波羅蜜菩薩》
方位名称出生する如来
東方(下)
金剛波羅蜜菩薩
こんごうはらみつぼさつ
阿閦如来
あしゅくにょらい
南方(右)
宝波羅蜜菩薩
ほうはらみつぼさつ
宝生如来
ほうしょうにょらい
西方(上)
法波羅蜜菩薩
ほうはらみつぼさつ
無量寿如来
むりょうじゅにょらい
北方(左)
業波羅蜜菩薩
ごうはらみつぼさつ
不空成就如来
ふくうじょうじゅにょらい
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  • This Page Last Updated: 2022-04-07