仏教において法華経と法華経の持経者を守護するとされる十人の羅刹女の総称。元々は人の精気を奪う鬼女であったが鬼子母神らとともに入仏し、心を改め神女となった。同じく法華経の守護者とされる普賢菩薩の眷属とされる。
 《十羅刹女》| No. | 漢名 | 梵名 | 
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| 01 | 藍婆らんば
 | ラムバーLambhā
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| 02 | 毘藍婆びらんば
 | ヴィラムバー(Vilambhā
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| 03 | 曲歯きょうし
 | クータダンティーKūṭadantī
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| 04 | 華歯けし
 | プシュパダンティーPuṣpadantī
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| 05 | 黒歯こくし
 | マクタダンティーMakuṭadantī
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| 06 | 多髪たはつ
 | ケーシニーKeśinī
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| 07 | 無厭足むえんそく
 | アチャラーAcalā
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| 08 | 持瓔珞じようらく
 | マーラーダーリーMālādhārī
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| 09 | 皐諦こうたい
 | クンティーKuntī
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| 10 | 奪一切衆生精気だついっさいしゅじょうしょうき
 | サルヴァサットヴォージョーハーリーSarvasattvojohārī
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                      - 関連項目
- ダルマパーラ