羅刹らせつ
Rakshasa, Rākṣasa
ヒンドゥー教の悪鬼「ラークシャサ」が仏教に取り入れられ音訳されたもの。「羅刹天(らせつてん)」、「羅刹鬼(らせつき)」とも称する。また意訳から「速疾鬼(そくしつき)」、「可畏(かい)」とも称する。「羅刹天」の名で八天、十二天の一人に数えられ、西南を守護する。破壊と滅亡を司るとされ、白獅子に乗り甲冑をつけ右手に刀を立てて持ち左手の二指を立てた姿で表される。羅刹の女性形は羅刹女と呼ばれる。
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羅刹天(らせつてん)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p021
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十二天の一尊として
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羅刹天
「諸尊図像鈔(写)(しょそんずぞうしょう)」(不明)より
ページ:v09p040
著者不明
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
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羅刹天
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain
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羅刹天
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain