女宮にょぐう
Kanyā
密教の宿曜道における十二宮の一つ。サンスクリット名を「カニヤー(Kanyā)」といい、少女を意味することから女宮、「室女宮(しつにょぐう)」、「天女神主(てんにょじんしゅ)」、「童女宮(どうにょぐう)」、「小女宮(しょうにょぐう)」と訳すほか、音から「迦若(かにゃ)」とも呼ばれる。西洋占星術における乙女座にあたり、期間としては白露から秋分に至るまで(8月から9月にかけて)を指す。また二十七宿の翼宿、軫宿、角宿にあたる。妻や婦人を司るとされ、胎蔵界曼荼羅では北方(左側)に少女の姿(場合によっては二人)で描かれる。
種字は「हूं(hūṃ)」、「क(ka)」、真言は「唵迦惹波多曳莎呵(おんかじゃはたえいそわか)」。
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雙女宮(さうによきう)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p017
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十二宮(十二宮)の一尊(一)として
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女宮
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain