宮毘羅くびら
Kumbhīra
仏教において、薬師如来の眷属十二神将の一尊。般若菩薩の眷属である十六善神の一尊「禁毘羅(きんぴら)」は同体とされる。古代インド、マガダ王国の首都ラージャグルハ(王舎城と漢訳される)の守護神「クンビーラ(Kumbhīra)」が仏教に取り込まれたもので、音訳で「倶毘羅(くびら)」、「倶尾羅(くびら)」、「宮毘羅大将(くびらたいしょう)」、また意味訳から「鰐魚(がくぎょ)」とも呼ばれる。十二支のうち子ないし亥の神で本地は弥勒菩薩だとされ、武装し、忿怒(ふんぬ)の姿をとるが、持物は一定しない。
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金毘羅王(こんひらわう)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v04p007
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain觀音廾八部衆(→二十八部衆)の一尊として
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宮毗羅大將(くびらたいしやう)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v04p003
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain藥師十二神將(→十二神将)の一尊(亥)として
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宮毘羅大將
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain赤色の身色で忿怒形。天衣と甲冑を着け冠上に鼠を置き左手は伸ばし右手は索を持つ。