グンカル・イーシンノルブ

グンカル・イーシンノルブ

mGon dkar yid bzhin nor bu, Gönkar yizhin norbu

チベット仏教において多くのバリエーションを持つ、「マハーカーラ(Mahākāla)」(→大黒天)の一形態の一つで、三眼一面六臂の白いグンポ(→ナクポチェンポ)。単に「グンカル(mGon dkar, Gönkar)」とも呼ばれる。名前は「如意宝珠を持った白い主人」といった意味。白い体で二体の「ガネーシャ(Ganeśa)」の上に立ち、右の第一手はカルトリ(曲刀)、第二手は如意宝珠、第三手はダマル(打楽器)を、左の第一手は宝で満たしたカパーラ(髑髏杯)、第二手は三股戟、第三手はを持つ。他のグンポが護法尊として威嚇的な尊容で描かれるのに対して、グンカル・イーシンノルブは財宝神や福徳神の性格が強く、装身具や台座などに豪華な装飾が施されるという特徴がある。また他のグンポが黒タンカ(ナクタン)で描かれるのに対し、グンカル・イーシンノルブは赤タンカ(マルタン)で描かれることも多い。

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  • This Page Last Updated: 2026-02-25