金剛法菩薩こんごうほうぼさつ
Vajradharma
仏教において菩薩の一尊。サンスクリット名を「ヴァジュラダルマ(Vajradharma)」といい、「嚩日羅達磨(ばじらだるま)」と音写する。また略して「金剛法(こんごうほう)」とも呼ばれる。聖観音(→観音菩薩)と同じように大悲(衆生の苦しみを救う慈悲)の徳を司るとされる。金剛界曼荼羅では十六大菩薩の一尊として、西輪阿弥陀如来の東方(下側)に配される。
- 画像
-
- 画像を開く
-
金剛法
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v02p009
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十六大菩薩・西方四尊の一尊として。
-
- 画像を開く
金剛法菩薩 成身会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain肉色の身色で左手に未敷蓮を持ち右手でこれを開く仕草。
-
- 画像を開く
金剛法菩薩 降羯磨会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain両手ともに拳を作り胸の前で交差させる。
-
- 画像を開く
金剛法菩薩 供養会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain両手で独鈷杵が縦に乗った未敷蓮を持つ。
-
- 画像を開く
金剛法菩薩 微細会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain左手を膝の上で広げ置き、右手は説法印を結ぶ。