金剛波羅蜜菩薩

金剛波羅蜜菩薩こんごうはらみつぼさつ

Vajrapāramitā

密教において、四波羅蜜菩薩の一尊。金剛堅固な菩提心を象徴する。サンスクリット名を「ヴァジュラパーラミター(Vajrapāramitā)」ないし「サットヴァヴァジュリー(Sattvavajrī)」といい、「覚金剛女(かくこんごうにょ)」、「薩怛縛縛日利(さとばばじり)」などと訳す。金剛界曼荼羅で大日如来の前(下部東方)に、阿閦如来を出生する、あるいは阿閦如来から現出する菩薩として配される。阿閦如来と同じく五指を伸ばし地に付ける触地印を結ぶ。

密号は「堅固金剛(けんごこんごう)」、種字は「हूं(hūṃ)」、印相は阿閦印(蝕地印)、真言は「唵薩怛嚩嚩日哩吽(おんさったばばじりうん)」(羯磨会)、「嚩日囉室哩吽(ばざらしりうん)」(三昧耶会)、三昧耶形は五鈷杵。

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  • This Page Last Updated: 2020-03-08