金剛愛菩薩こんごうあいぼさつ
Vajrarāga
仏教において菩薩の一尊。サンスクリット名を「ヴァジュララーガ(Vajrarāga)」といい、「縛日羅羅誐(ばじららぎゃ)」と音写する。また訳して「金剛愛(こんごうあい)」と呼ばれることもある。大悲愛染の徳を具象化した仏尊であり、一切衆生を愛憐し慈悲の目をもって一切の魔、一切の煩悩(いわゆる三毒)を射すという。金剛界曼荼羅では十六大菩薩の一尊として東輪阿閦如来の南方(左側)に配される。
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金剛愛
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v02p008
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十六大菩薩の一尊として。
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金剛愛菩薩 成身会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain身は肉色、右手は箭(矢)の端を持ち、左手はその箭の簇(やじり)を持つ。
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金剛愛菩薩 降羯摩会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain両手を拳にして胸の前で交差させる。
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金剛愛菩薩 供養会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain三鈷杵二本の乗った蓮を両手で持つ。
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金剛愛菩薩 微細会
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain左手で弓、右手で箭(矢)を持ち射る構え。