金曜きんよう
Śukra
仏教における九曜及び七曜の一尊。金星のことで、サンスクリットでは「シュクラ(Śukra)」と称する。漢訳では金曜のほか「金曜星(きんようしょう)」、「金星(きんしょう)」、「金精(きんしょう)」、「金大曜(きんたいよう)」、「太白星(たいはくしょう)」、「大白(たいはく)」、「長庚(ちょうこう)」、「那頡(なきつ)」などの名で呼ばれるほか、「戌羯羅(じゅつきゃら)」と音写される。西方を司り、胎蔵界曼荼羅での像容は天衣を着け右手は胸に当て左手は指を曲げて挙げ足を交えて坐す。あるいは瓶や念珠を持った姿や女性の姿で鶏を戴き琵琶を弾く姿。
種子は「शु(śu)」、真言は「唵戌羯羅誐駄嚩 羅惹野 室里迦里 娑嚩賀(おんしきゅやらぎゃだば あらんじゃや しりぎゃり そわか)」。
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金曜星(きんえうしやう)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p014
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain九曜星(九曜)の一尊(第四)として
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नायद 那溢 金
「大正新脩大藏經図像部 第7巻」
京都東寺観地院蔵「護摩爐壇様」より
大蔵出版
©大蔵出版及びSAT大蔵経データベース研究会(Licensed under CC BY-SA 4.0)「那溢(なひつ)」、「नायद(nāyada)」はペルシアで金星の神である「ナヒード(Nahid)」(→アナーヒター)の音写。