金長狸
きんちょうだぬき
日本における化け狸の大将の一人。徳島の小松島日開野を根城としていたため、「日開野金長狸(ひがいのきんちょうだぬき)」とも呼ばれる。「阿波の狸合戦」に登場する化け狸で、徳島の化け狸の親分であった六右衛門狸の元に弟子入りして修行をしていたが、金長狸の力を恐れた六右衛門狸側に闇討ちされ、金長狸はこれを退けたものの部下を失い、二人は対立し戦争に発展した。金長狸は六右衛門狸を見事討ち取ったものの、自身も合戦中の傷が元で死んでしまったという。金長狸を弔うために神社が建立されたが、この神社は現在も小松島中田町にあり、「金長大明神」の名で金長狸が祀られている。
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