法華守護の三十番神

法華守護の三十番神

ほっけしゅごのさんじゅうばんじん

三十番神の一種で天台宗の最澄(伝教大師)が祭祀したとされるもの。一月を五つに分け守護する神を充てたもので、ここで挙げられる五神は全て日吉大社に祀られる神々である。

《法華守護の三十番神》
日付名称備考

朔日から六日

大比叡

日吉大社東本宮の大比叡大明神(大国主神)のことで、本地を釈迦如来とする。

七日から十二日

小比叡

日吉大社西本宮の小比叡大明神(大山咋神)のことで、本地を薬師如来とする。

十三日から十八日

聖真子

日吉大社宇佐宮の聖真子権現(多紀理毘売命)のことで、本地を阿弥陀如来とする。

十九日から廿四日

客人

日吉大社白山宮の客人大明神(菊理媛神)のことで、本地を十一面観音とする。

廿五日から晦日

八王子

日吉大社牛尾宮の八王子権現(大山咋神荒魂)のことで、本地を千手観音とする。

※「諸社根元記」、「古事類苑」に依る。

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  • This Page Last Updated: 2022-04-06