アスモデウス
Asmodeus
ユダヤ教の「タルムード」や旧約聖書外典「トビト記」などに見られる悪魔。名前は「審判する創造者」を意味する。「アシュモダイ(Ashmodai)」、「アスモデ(Asmodee)」、「カマダイ(Chammaday)」、「シュドナイ(Sydoney)」、「シドナイ(Sidonay)」などの別名がある。ペルシアの魔神「アエシュマ(Aesuma)」が元となっている。「トビト記」では女性に憑りつく、女性が結婚するたびに初夜の前に新郎を殺す悪魔として登場し(3:8)、最終的に「ラファエル(Raphael)」に捕縛される(8:3)。ソロモン王に封印された72柱の魔神の一人(→"ソロモンの霊")。
「レメゲトン(ソロモンの小さな鍵)」の「ゴエティア」や「悪魔の偽王国」に拠れば、牡牛、人間、雄羊の3つの頭を持つ蛇の尾、ガチョウのような足を持ち、地獄の「ドラゴン(Dragon)」に乗り、槍と旗を持ち、口から火を噴く姿で、「アマイモン(Amaimon)」の主要な配下であるとされる。召喚者に算術、幾何学、天文学、手工芸を教授し、求めに応じて真実の答えを返す。また人を透明にしたり、宝の場所を示したりといった力も持つという。「ソロモンの誓約」に拠れば天使と人間の女性から生まれた悪魔で、新婚の者たちを様々な災いによって引き裂き、心遠ざける力を持つという。「地獄の辞典」では、ドラゴンの翼と首を持つライオンに乗り、牛と王冠を戴いた火を噴く人、羊の3つの頭と蛇の尾を持ち、脚が鳥のもの、という「レメゲトン」の記述を元にした姿で描かれている。
![アスモデウスの画像[1]](/img/space.png)