ユノ

Juno

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説明

ローマにおける女神で、ユピテルミネルワとともに三大守護神の一柱とみなされる。ギリシア神話のヘラに相当し、ユピテルの妻でもある。出産の女神であるギリシアのエイレイテュイアのことを「ユノ・ルキア」と別称するのは、ユノに出産や結婚と結びつきがあるからだと考えられる。ユピテルが妻であるユノの助けを借りずにミネルワを生んだのに怒り、ユノがフローラに相談するしたところ、奇跡の薬草を与えられた。この薬草に触れるとユノは妊娠して軍神マルスを生んだという。このことからユノの大祭マトロナリアは、マルスの月である3月の1日に行われる。またディアナと同じく月を関連視される。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 01
    西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
    • 監修:山北篤
    • 著者:稲葉義明、桂令夫、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 09ヴィジュアル版
    世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト/北欧
    • 著者:アーサー・コットレル
    • 翻訳:松村一男/蔵持不三也/米原まり子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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