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説明
ローマ神話における花と春、豊穣を司る女神。春に植物の花を開花させる。ローマ帝政初期の抒情詩人オウィディウスの伝えるところによれば、フローラはもともとギリシア語名をクロリスというニンフであったが、西風の神ゼフィロスにさらわれてその妻となり、花の女神としての職分をこの夫から与えられたという。また、ユノはフローラにもらった奇跡の花で、ユピテルの種に頼らずにマルスを産んだため、これを記念して春の最初に月である3月がマルスの月になったとされている。彼女の祭り「フロラリア」は性的に放埓なものとなる。
キーワード
参考文献
- 01西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
- 監修:山北篤
- 著者:稲葉義明、桂令夫、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 09ヴィジュアル版世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト/北欧
- 著者:アーサー・コットレル
- 翻訳:松村一男/蔵持不三也/米原まり子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房