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説明
ヒンドゥー教の最高神であるシヴァと女神パールヴァティーとの子とされ、ヴェーダ文献や叙事詩に登場する。また、スカンダについて述べられた「スカンダ・プラーナ」という名の聖典も造られた。その姿は1、6頭、2,12臂など色々な形を取り、いずれも武器を手にし、孔雀を連れた軍神とされている。シヴァとパールヴァティーの幾百年にもわたる性行為に大地は震動し、それに恐れをなした神々が火神アグニを派遣してその休止を願った。その結果シヴァの精液をアグニが浴び、その威力に耐えかねてアグニはそれはガンジス川に捨てたといわれ、そのためスカンダはアグニとガンジス川の子ともいわれる。スカンダは6人の星宿(星座)に養われて軍神に成長し、悪魔の長「ターラカ(Tāraka)」を征服して神々を安心させた。「クマーラ(Kumāra)」、「カルティケーヤ(Kārtikēya)」、「スブラマニヤ(Subrahmanya)」などの別称がある。仏教では増長天の八将軍の一、韋駄天に帰化する。
関連項目
キーワード
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社