生魂神

いくむすびのかみ

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説明

「延喜式」や「新撰姓氏録」、「古語拾遺」などに見える神。「いくむすひのかみ」とも訓ずる。また「いくむすび」は「生産日」、「伊久魂」、「生久産霊」、「生産霊」などとも書かれる。「新撰姓氏録」においては高御産巣日神の、「先代旧事本紀」においては神産巣日神の御子神とされる。生成、生育の徳を表した神であり、元々は神祇官中の八神殿において祀られたが、現在は宮中三殿のうちの神殿で祀られている。また宮中神殿のほか、和歌山県田辺市の「大神社(おおじんじゃ)」や奈良県天理市にある「石上神宮(いそのかみじんぐう)」の摂社である「七座社(ななざしゃ)」などにおいても祀られている。活杙神と同体とされることもある。

参考文献

  • 59神道大辞典
    • 監修:下中弥三郎
    • 発行者:下中弥三郎
    • 発行所:平凡社

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