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説明
ギルガメッシュ叙事詩に出てくるシュメール・バビロニア神話の神。アンシャルとキシャルの間に生まれた神であり妻ニンフルサグとの間にマルドゥークを生んだ。シュメール地方ではエンキと呼ばれる。「エンキ」というのは「大地の主」という意味で、またエアという名は「水の家」を意味する。アヌ、エンリルとともにバビロニア・パンテオンの三体一座をなす水神。魚の尾を持つ山羊で象徴される男や、肩から水を噴出す男、或いは手に瓶を持つ男の姿で表現される。地底の大洋アプスの支配者で知恵、豊穣、医術、芸術、彫刻を司る。そのため、大工、石工、貴金属細工師の保護神とされる。人類の友であり、神々が洪水を起こした時は、ウトナピシュチムに箱舟を作らせて人間を救った。
関連項目
キーワード
参考文献
- 01西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
- 監修:山北篤
- 著者:稲葉義明、桂令夫、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房