宇迦之御魂神

宇迦之御魂神

うかのみたまのかみ

古事記
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
日本書紀
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
先代旧事本紀
稲倉魂神(うかのみたまのかみ)
稲倉魂命(いなくらみたまのみこと・うがのみたまのみこと・うかのみたまのみこと)
宇迦能御玉神(うかのみたまのかみ)
続日本後紀
葦稲葉神(あしいなばのかみ)

日本記紀における食物神の一人。「古事記」、「日本書紀」、「先代旧事本紀」、「続日本後紀」などに言及され、多くの別称を持つ(→付表:日本記紀神話 神名相関表(ウカノミタマの項))。「古事記」では「須佐之男命(すさのおのみこと)」と「神大市比売(かむおおいちひめ)」との間に生まれた子とされ、「日本書紀」では「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」と「伊邪那美命(いざなみのみこと)」の間に生まれた子とされる。「うかのみたま」とは「稲魂」とも書き、穀霊を神格化した神であるとされる。また、「うか」あるいは「うけ(け)」は「食」にも通じ、「豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)」や「保食神(うけもちのかみ)」などのように、稲や穀物の神は多くこの語を含む。また倉稲魂命の「倉」は「食」の写し損じがそのまま伝わったものではないかと考えられている。

稲荷神(いなりがみ)」の信仰が広く浸透するにつれ、昔から信仰されていた穀霊神である宇迦之御魂神はその信仰に吸収され同一視されるに至った。現在稲荷社に祀られる主祭神は宇迦之御魂神とされることも多い。また発音の類似から「宇賀神(うがじん)」と混同、同一視される。

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  • This Page Last Updated: 2026-03-06