張宿

張宿ちょうしゅく

Pūrvaphalgunī

密教の宿曜道において二十八宿及び二十七宿の一つ。インドでは「プールヴァファルグニー(Pūrvaphalgunī)」と呼ばれ、プールヴァは「最初の」、ファルグニーはイチジクを意味する。この音や意味から張宿、「前徳宿(ぜんとくしゅく)」、「間錯天(けんじゃくてん)」、「前頗求尼(ぜんはぐに)」、「初破求(しょはぐ)」、「富樓縛波里朮尼(ふるばはりじゅつに)」などと訳され、また日本では「張(ちりこぼし)」の和名を当てる。胎蔵界曼荼羅では南方(右側)に配され、像容は左手に赤珠の乗った蓮を持つ。

種字は「मि(mi)」、「रो(ro)」、真言は「唵發魯縛頗勒窶抳莎呵(おんほつろばはろくにそわか)」、三昧耶形は蓮上星。

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  • This Page Last Updated: 2021-07-06