多紀理毘売命

多紀理毘売命

たきりびめのみこと

日本記紀神話における女神で海上交通を守護する宗像三女神の一人。天照大御神須佐之男命が赤心を証明するために行われた誓約(うけい)によって生まれた神。「田心姫(たごりひめ)」、「沖津嶋比売命(おきつしまひめのみこと)」とも呼ばれる。「日本書記」と「古事記」では市寸島比売命との間に混同が見られるが、「古事記」よれば、胸形(むなかた=宗像)の奥津宮(沖の島)に坐す、とされる。大国主神との間に阿遅鉏高日子根神を産んだ。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-17