大鶚たいがく Dài-è 中国において、戦乱をもたらす兆しとして恐れられた怪鳥。この鳥が出現した地方では近いうちに大きな戦乱が起こるといわれていた。ワシに似た姿で、黒い斑点があり、頭は白く、くちばしは赤く、虎のような爪を持ち、鴨のような声で鳴くという。元々は「欽䲹」という名の神であったが、燭陰の息子、「鼓」と謀って葆江(ホウコウ)という神を殺した罪により、この時天帝の地位にあった神により、鼓とともに処刑された。こうして欽䲹は大鶚に生まれ変わった。 地域・カテゴリ 東アジア 中国神話 キーワード 鳥類 戦争・闘争 文献 35