陀羅尼菩薩だらにぼさつ
Dhāraṇī
仏教において二十五菩薩や三十日秘仏に数えられる菩薩の一尊。「陀羅尼自在王菩薩(だらにじざいおうぼさつ)」(大集経など)、「總(総)持王菩薩(そうじおうぼさつ)」(千手陀羅尼経など)などの名でも呼ばれる。陀羅尼はサンスクリットの「ダーラニー(Dhāraṇī)」を音訳したもので、「總(総)持」、「能持」と意味訳され、善を持ちこれを失わず、また悪を持ちこれを生じさせない、という「能持能遮」を意味し、また仏教において用いられる呪文のことでもある。二十五菩薩中の尊容は、天衣をまとい両手にその袖を握り、右足を上げた状態で蓮台に立ち舞う姿で表される。
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陀羅尼菩薩
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v02p020
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
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陀羅尼菩薩
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v02p011
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain二十五菩薩の一尊として。
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陀羅尼菩薩(だらにぼさつ)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p005
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain三十日秘仏の一尊(十六日)として