陀羅尼菩薩

陀羅尼菩薩だらにぼさつ

Dhāraṇī

仏教において二十五菩薩や三十日秘仏に数えられる菩薩の一尊。「陀羅尼自在王菩薩(だらにじざいおうぼさつ)」(大集経など)、「總(総)持王菩薩(そうじおうぼさつ)」(千手陀羅尼経など)などの名でも呼ばれる。陀羅尼はサンスクリットの「ダーラニー(Dhāraṇī)」を音訳したもので、「總(総)持」、「能持」と意味訳され、善を持ちこれを失わず、また悪を持ちこれを生じさせない、という「能持能遮」を意味し、また仏教において用いられる呪文のことでもある。二十五菩薩中の尊容は、天衣をまとい両手にその袖を握り、右足を上げた状態で蓮台に立ち舞う姿で表される。

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  • This Page Last Updated: 2021-08-27