スヴァジルファリ

スヴァジルファリ

Svadilfari, Swadilfari

北欧神話において巨人の長「フリームスルス(Hrimthurs)」の所有する巨大な魔法の馬。フリームスルスは「アサ(Æsir)」神族の住むアスガルズにスヴァジルファリに乗って乗り込み、1年半でアスガルズを囲む壁と門を作ってやる代わりに女神「フレイヤ(Freyja)」と太陽と月を自分によこせと神々にいった。「ロキ(Loki)」の仲介によって、一冬でできるなら申し出を受けてもよいとアサ神族の神々は答えた。愛馬スヴァジルファリの手伝いもあり、フリームスルスはすごい速さで仕事を片付けていった。このままではフリームスルスは本当に一冬でやり終えてしまうだろうと思ったアサ神族の神々は、ロキを脅して彼らを邪魔するように言った。そこでロキは牝馬に化けてスヴァジルファリを誘惑するという策略に出た。スヴァジルファリはこの牝馬を夢中になって追いかけ、そのせいでフリームスルスは仕事を期限内に終わらせることが出来なかった。策略を知ったフリームスルスはアサ神族に復讐を企てるが、「トール(þórr)」の神槌ミョルニルによって殺されてしまった。スヴァジルファリと牝馬に化けたロキとの間にできたのが「オーディン(Ōðinn)」の馬である「スレイプニル(Sleipnir)」である。

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  • This Page Last Updated: 2025-08-25