須比智邇神

須比智邇神

すひじにのかみ

日本記紀神話に登場する大地の砂土を司る神で神世七代を構成する一人。古事記では「須比智邇神(すひじにのかみ)」、日本書紀では「沙土煑尊(すひじにのみこと)」、「沙土根尊(すひじねのみこと)」を記されている。「須(す)」は「沙(す)」のことで「砂/沙(すな)」の語素、「比智(ひじ)」は「泥(ひじ)」で泥土のこと、「邇(に)」は「土(に)」で土を示すと考えられる。男神宇比地邇神と対の神で大地がようやく形を成してきた状態を神名で表現したものと考えられている。

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  • This Page Last Updated: 2016-04-18