娑伽羅竜王しゃがらりゅうおう
Sāgara-nāga-rāja
仏教における八大竜王の第三尊。名前はサンスクリット名「サーガラ(Sāgara=海)」を音より漢訳したもの。「娑伽羅」は「さがら」とも読む。また「裟竭羅龍王(さかつらりゅうおう)」(妙法蓮華経)、「娑羯羅龍王(しゃからりゅうおう)」、「沙竭(しゃかつ)」、「沙竭龍王(しゃかつりゅうおう)」などさまざまに音写されるほか、意味訳より「海龍王(かいりゅうおう)」、「大海竜王(たいかいりゅうおう)」とも呼ばれる。降雨を祈祷する「請雨法」の本尊であり、また千手観音の眷属である二十八部衆の一尊としても知られる。
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沙羯羅王(しやかつらわう)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v04p007
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain觀音廾八部衆(→二十八部衆)の一尊として