視肉

視肉しにく

Shì-ròu

中国最古の地理書とされる「山海経」において各所(下表参考)にいるとされる生物。山海経中の「海内南経」に付けられた郭璞の注によれば、「聚肉(じゅにく/Jù-ròu])」ともいい、その姿は目が二つついた牛の肝のようであり、また食べても尽きることなく、元通りに再生するという。太歳と共に、「肉芝」や「肉霊芝」などと呼ばれる霊芝の一形態や粘菌類の一種を指したものと思われる。

《山海経中の視肉の出現場所》
場所
海外南経狄山
海外北経平丘
海外東経𨲠
海内西経開明北
開明南
大荒東経東北海外
大荒南経蒼梧之野
岳山
蓋猶の山の東
南類之山
大荒西経沃之野
大荒北経附禺之山
地域・カテゴリ
キーワード
文献
  • This Page Last Updated: 2024-06-16