視肉しにく
Shì-ròu
中国最古の地理書とされる「山海経」において各所(下表参考)にいるとされる生物。山海経中の「海内南経」に付けられた郭璞の注によれば、「聚肉(じゅにく/Jù-ròu])」ともいい、その姿は目が二つついた牛の肝のようであり、また食べても尽きることなく、元通りに再生するという。太歳と共に、「肉芝」や「肉霊芝」などと呼ばれる霊芝の一形態や粘菌類の一種を指したものと思われる。
巻 | 場所 |
---|---|
海外南経 | 狄山 |
海外北経 | 平丘 |
海外東経 | 𨲠丘 |
海内西経 | 開明北 |
開明南 | |
大荒東経 | 東北海外 |
大荒南経 | 蒼梧之野 |
岳山 | |
蓋猶の山の東 | |
南類之山 | |
大荒西経 | 沃之野 |
大荒北経 | 附禺之山 |
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