定自在王菩薩

定自在王菩薩

じょうじざいおうぼさつ

仏教において二十五菩薩に数えられる菩薩の一尊。玄奘訳「説無垢称経」にある「定神変王菩薩(じょうしんぺんおうぼさつ)」や支謙訳「維摩詰経」にある「定化王菩薩(じょうけおうぼさつ)」は同体と考えられる。「定」とは「禅定」のことで動揺することがない心を表し、これを自在に得るため定自在王菩薩と称するとされる。二十五菩薩中の尊容は、天衣をまとい大鼓を前に両手でこれを枹で打つ姿で表される。

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  • This Page Last Updated: 2021-09-02